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私が神社仏閣へ行くことをオススメする理由

私は、仕事や人間関係に疲れた時に、1人で成田山へふらっと行くことがある。

「悩みは誰かに話すと楽になる」と言われるが、時には、家族にも親友にも話せない辛さもある。相談という形にもならないようなモヤモヤした辛さは、他の人に話すことも出来ない。そんな人にオススメなのは、神社仏閣に訪れることである。

日本人は昔から、神社仏閣に人生の迷いなどを、打ち明けてきた。私の場合、特にお坊さんの説教を聞かなくても、山の上の自然や神様・仏様の存在を身近に感じることで、自分の悩みを聞いてもらえた気がしてくるのだ。誰にも話せない辛さは、やっぱり神様や仏様に聞いてもらうのが一番安心である。そんなことを思いながら境内を散策したり、写経をしたりすると心の整理ができ、なんだか気持ちのエネルギーが充填されてくる。

また、いつもより広い景色をぼーっと眺めることで、世界の広さを感じるのもよい薬になるようである。毎日、狭い世界で、同じ景色ぼかり見ていると気が滅入るのは、人間の本能にとっては、きっと大きなストレスになるのだと思う。

特に、悩みを誰かに話せない若い人たちは、ぜひ一度試してみてほしい。宗教っぽくて嫌とか、自分には関係のない世界と思わずに、古来から日本人のDNAに刻まれた「何かを大切にする気持ち」に心を傾けてみるのも、自分の生き方や考え方を癒す方法の一つになると思う。

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