疾走感のあるレースカーのカラーリング
さほど車好きというわけではないし、カーレースを観るわけでもない。
30年前のF1ブームのとき、日本時間の真夜中に行われる本レースをVHSビデオに録画してはいた、そのくらい。
そのくらいのふんわりとした車との接点に、プラモデルは新たな可能性を与えてくれた。
極端なことをいえばお金を積まなくても車が手に入る。
カスタムカーであるレースカーはプラモデルでしか再現ができないし、2000万円超といったスポーツカーもははるか雲の上だ。
大きさはおおよそ15cm強、縮尺1/24の小さなプラスチックの塊にそのときの時代を感じさせてくれる。
中でもレースに使われていた車は、独特のカラーリングが施してあることが多い。チームカラーが使われていたり、メインスポンサーのロゴカラーなど多種多様で面白い。
アルピーヌ ルノー A110(タミヤ)
▲ 1971年のモンテカルロのラリーレース(自然道を突っ走るどろんこレース)で、1〜3位を独占したときのカラーリングだそうだ。やや深みのあるブルーメタリックと、滑らかな流線型のラインが疾走感を感じさせてくれる。
さらに、あちこち貼っているスポンサーロゴが当時を思いださせてくれる。
車(カーモデル)についてはブルーが好きなんだと発見させてくれたプラモデルキットだった。
何より、無塗装でコレ、というのが最高に素晴らしい。
シェルビーコブラ 427SC(フジミ模型)
▲ 1970年前後には販売された(ほぼ)レースカー。
このモデルは一般向けにデチューンされたものだが、注目は、風が切り抜けるような独特なフォルム、さっぱりとした朝のドライブに適しそうなカラーリングだ。
サイドミラー、バンパー、フロントガラスと、接着面の少ないパーツに泣かされたが、この快晴の空のようなカラーリングはとても好きだ。(色は自分で選んだ)
フロントからリアまで白線が2本だけのシンプルなデカール、ポップに仕上がったボディの側面には力強いマフラー。絶妙なバランス。
フジミの組立説明書が若干不親切で苦労したけど仕上がり良好。
アイザック(バンダイ)
車ではないが気に入ってるので、ご紹介したい。
1970年前後にカラーリングに採用されたガルフカラーというのはご存知だろうか。
巻層雲のようなペールライトブルー、ハッと心を動かす鮮やかなオレンジ。
空に飛んで行ってしまいそうな美しいカラーリングだ。
▲ そこで、架空の中で空を飛ぶモビルスーツをガルフカラーに塗装してみた。おお、これはたしかにガルフカラー!と思った方、コメントお待ちしております。
▲ いま見ると粗はあるもののレドームとか挑戦的な試みだったと思う。見る人が見れば、どう見てもガルフカラー…と思ってくれることを願ってる。
プラモデルはこういう自由な発想で安価に楽しめるのがいいね。
まとめると、
カーモデルには、ブルーに疾走感を感じてることに気づいたこと。
そして、映像のように走ってる姿より、手元に残る所有感を満たしたいのだと気づいた。
もう一生の趣味な気がしてきてるのでこれからも様々なジャンルのプラモデルを作っていこう。
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