画像生成AI:ChatGPTからフィードバック得て、より良くしていく
こんにちは、tetsuyaです。
今回は、
MidjourneyやStable Diffusion, Dalle など画像生成AIで作った画像に
ChatGPT4からフィードバックをもらう、
というお話です。
画像生成している時、
誰かにフィードバックもらいたいけいど
直ぐ聞ける人がいない時に
役立つTIPSです。
読んで欲しい方
画像生成AIの初心者で、絵の修正ポイントに悩みがちな方
画像生成AIの中級者で、更に素敵な絵を描きたい方
仕事でイラスト、バナー、アイキャッチ制作する方
AIアートやマンガ、絵本作っている方
メリット
惜しい絵なんだけど、どこを直せば良いのか、Promptに出来ない時のサポート
誰かにフィードバックもらいたいけど、運悪く周りに人がいない時のヘルプ
画像制作プロセスの自動化
では、早速。
1.Chat GPT4にAI生成画像のフィードバックをもらう方法
とってもシンプルです。
必要なものは、
Chat GPT 4(有料版)とフィードバックが欲しい画像のみ
※2024/5/14追加: GPT 4o が無料公開され、画像認識機能をつかえるようになったので、無料版でもこの記事の機能は使えるようになりました!
Chat GPT4に
・フィードバックが欲しい画像をアップし、
・「このAIアートをより良くするアドバイスをください。色彩、構図、インパクト、与える印象の観点でお願いします。」等のPromptを入力します。
Chat GPTへのPromptは、期待を具体的な言葉にしましょう。
構図など期待する観点あればしっかり盛り込むと良いです。
例
「このAIアートの評価をしてください。」
「この画像をより良くするアドバイスをください。」
観点を追加する例
「このイラストをより良くするためのアドバイスをください。色彩、構図、インパクト、与える印象の観点でお願いします。」
※指示が曖昧だと回答も曖昧なのでご注意を
2.実際のChat GPTからのフィードバック
実際に試してみましょう。
Midjourney(Nijijourney)の絵に
フィードバックをもらってみます。
Chat GPTの反応です。
褒め上手ですねw
1.色彩:確かに、背景が目立ちすぎてコントラストは悪いです。
2.構図:その通りで、ポーズは工夫の余地ありです。
3.インパクト:ポートレートなので表情を変えると良さそうです。
4.印象:ストーリー性を足してあげると良さそうです。
正直、的を得たフィードバックに驚きです。
自分でも、背景がうるさい、キャラのインパクトが足りないと感じていたので、やっぱりねと思いました。
自分で取捨選択は必要ですが、言語化してくれるのが助かるポイントです。
どこを直したら良いのか言葉に出来ない時や、
他の人の目でフィードバックが欲しい時、
助かりますね。
ここからPromptに落とし込んで、修正していきます。
3.修正のPromptもGPTsに聞いてみる
中級者(?)レベルになると、Promptにする単語やフレーズの
作り方も慣れていると思いますが、
初心者さんは、単語/フレーズ選びが一苦労だと思います。
Google翻訳や、deepLというのがよくある手法です。
直ぐに出してくれるので、私もよく使います。
deepL翻訳などは、時々、画像生成AIが認識しない単語が
出てくることがあるので、そんな時、
画像生成AI用に作られているPromptの方が精度が高くなります。
※tetsuya_AIart検証。2024年5月時点
今回、ご紹介するのはGPTsを使う方法です
※Midjourney、Stable Diffusion、Sea Art用色々あります
① ChatGPT4から"Explore GPTs" を選びます
②GPTs 検索バーで検索
③ できるだけ短い単語やフレーズに区切ってくれるGPTsが良いです
沢山GPTsが出てきますが、今回、特にMidjourneyの場合、おススメは、短い単語やフレーズでPromptを作ってくれるGPTsです。
何故かというと、
(1)部分修正なので、単語や短いフレーズの方が使いやすい
(2)Midjourneyは、拡散モデル型の画像生成AIのためなのか、
長文Promptよりも、短い単語やフレーズの方が、Promptの精度が高い。
実際、Midの公式サイト(Documentation)には、短い方が良いと推奨されてます。恐らくStable Diffusionも同様かと推測します
※今後のアップデートで、LLMのような高い文脈理解力がついてくると、長短は無関係になるかもしれません(2024年5月時点)
◆短い単語やフレーズで区切ったPrompt出してくれるGPTs
・ロMidjourneyロ -- MJ Prompt Generator (V6)
・Mid journey(ミッドジャーニー)プロンプトジェネレーター(日本語)
私が使っているものですが、他にも沢山よいGPTsあるので、是非探してみて下さい。
上の二つとも、イメージを膨らませてPrompt作ってくれるので、特定の単語だけほしい場合は、テキストエディタなどにコピーしてから、探してみてください。
※もちろん、ざっくりした希望を長文のPromptに膨らませてくれて、それで希望の絵が出てくることもあるので、ケースバイケースだと思います。
4.実際に修正してみる
Chat GPTにフィードバック貰ったコチラの絵。
修正かけていきます。
1.色彩:確かに、背景が目立ちすぎてコントラストは悪いです。
→「背景の色調を落ち着かせる」PromptをGPTsに聞くと、「落ち着いた色調」"calm color palette"ということなので、”background is calm color palette” と追加してみます。
2.構図:ポーズは工夫の余地ありです。
→ リラックス感を出したいので、椅子に座って、膝を抱えているポーズにしてみます。
sitting on a chair and holding her knee with her hand
3.インパクト:ポートレートなので表情を変えると良さそうです。
→笑顔でリラックス感を出してみます。
smiling beautifully
4.印象:ストーリー性を足してあげると良さそうです。
→ 小物でサングラスをかけて、初夏を楽しんでいる雰囲気を
wearing sunglasses
ひとまず、こちらでPromptしてみます。
出てきたのがこちらの絵。
若干改善されましたね。
もう少し良くしたいので、もう一度Chat GPTにフィードバックもらうことにします。
◆Chat GPTへの質問
「このAIアートをより良くするアドバイスをください。色彩、構図、インパクト、与える印象の観点でお願いします。」
◆Chat GPTの回答
なるほど、確かに。。
・構図変えると良さそうです。アスペクト比を横長にして、「ルール・オブ・サーズ」(三分割法)に沿ってみましょうか。
・Colorful flowersは残したいので、日光の光と影を強調してもらおうと思います。
三分割法(画面を縦横それぞれ3分割線を引いて、交点に主要人物を配置する方法)のPromptってどうするの?
→GPTsに聞いてみると"a character perfectly positioned using the rule of thirds,"
横長にすべくアスペクト比を変えます
→ --ar 4:3
日光の光と影を強調するには、
→ strong sense of light and shadow , sunshine reflecting on her face
再度、Promptして出てきたのが、こちらの絵です。
最初に比べると、かなり明るく元気な印象になったと思います😃
(椅子が怪しいですが、ひとまず置いときましょうw)
Chat GPT4を使って、フィードバックを貰う方法のご紹介でした。
Chat GPT(Dalle3)は、簡単にキレイな絵を出してくれるので、やっぱり審美眼も持っている、ということなんでしょうね。
誰かのフィードバック欲しいけど、
直ぐ聞ける人が周りにいない時など
お試しくださいませ
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