今、思うこと。【カンボジア滞在2週目】
カンボジアに滞在して2週間が経過した。
カンボジアのインターナショナルスクールの子たちはロングバケーションに入り、駐在している家の子は母国に帰り、旅行に行く家庭はどこかの国へ旅立ち、特にどこにもいかない家庭の子は家で何かをしているのかな?
とにかく長い休みが始まったようで、スクールで関わっている子の一部は、スクールをお休みにしている。
僕は、児童~学生までサッカーや陸上競技をやっていたので、旅行や遊びに行くということをきちんと経験していないようなことを思い出した。
とにかく毎日、練習三昧。朝から晩までボールを蹴ったり、走ったり。
家族でいろいろな場所へ旅行に行く友人に多少のうらやましさを感じながら、それでも自分はこっちの方が楽しかったんだろうなと思う。
幼いころから様々な場所を旅する経験、自由な発想を生かしてあそぶ経験、どんな経験も1つ1つの体験から成り立ち、それら1つ1つがなにものにも代えがたい素晴らしいことであることは間違いはない。
また、何か1つのことに打ち込むこと、それはそれに打ち込んだ深さや長さによって経験の大小はあれど、それもなにものにも代えがたい素晴らしいことであることに疑いようはない。
豊かさとは何だろうか?豊かな状態ってどんな状態?
人により定義は変わるだろうけど、最近これに関して話した経営者の言葉が最もしっくり来ている。
選択肢が多いこと。また、多様な選択肢から自由に選択できる状態であること。
例えば、お金。
たくさんあれば住む場所も乗るものも食べるものも自由に選べる。
例えば、時間。
あそぶことも寝ることも食べることも、なんだってできる。
日本もカンボジアも関係なく、この選択肢の量の差は、大きな問題だなと感じている。
僕がしたい、することは、この選択肢を増やすこと。
自分の選択肢はもちろん、袖が触れた人たちの選択肢を増やしていく。
どうやって?
体験機会を得られる環境を創ることによって。
決められたカリキュラムやプログラムではなく、自分が好きなことや興味が湧いたことに取り組むことができる環境が必要で。
偶発的に様々な体験に出会えるようにするために、好奇心を刺激するような環境が必要で。
人かもしれないし、ものごとかもしれないし、言葉かもしれない。
トリガーが何になるのかはわからない。
だからこそ、様々なものに出会える環境を創る。
出会えた人やものごとや言葉や…
その1つ1つの体験が繋がって経験になり、経験がその人を形成し、その人のその後の人生を決める指針を生み出していく。
サッカーをやることだけしか選択肢がない状態でサッカーをやるよりも、
サッカーもあそびも旅もできる状態の中でサッカーを選択する。
そうやって、自分の意思で選択したことには、責任や納得感が生まれる。
自分の人生を自分で決めて自分で操縦する状態を常とする。
豊かな状態の人がたくさん社会に溢れることに、僕は貢献する。
ここに来てよかった。
2週間しか過ごしていないけど、これからどうなるかあんまり予想できないけど、今はそう感じている。
こんなことをこの場所でやるぞ
そんなプロダクトアウト的な考えで、満足な調査もできずにここに半ば勢いで来たけど、そんなものは全部が全部通用するはずもなく…。
ぽきぽき心が折られていくような体験がたくさんあり、その度に
これはどうあがいても無理なのでは?
なんて考えが頭をかすめていく。
それでも、別の情報を集めてきてとっても小さい可能性を見出して、それに対して行動を起こして、できる理由を組み立てている。
ありがたいことに、メンターや協力者が僕の周りにはたくさんいて、ことあるごとに話を聞いていただいている。
モチベーター的な言葉をくれる人、現実的な言葉をくれる人、別のアイデアをくれる人、、、人によっていただく言葉は異なるけど、そのすべてが自分になっている。
つくづく恵まれているな、と思う。
だからこそ、早くこの地に生きる人たちに貢献する。
僕自身を満たして、他の人も満たしていく。
まだまだ始まったばかり。
すべてを楽しんでいこう。
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