「障害は素晴らしいあなたの個性」という欺瞞
身体障害とはなにか、と尋ねると、身体に障害のあること、と返ってくる。
じゃあ、障害とは何か、というと、
「障害とは、身体や精神の器官がなんらかの原因で本来の機能を果たすことができず、日常生活や社会生活に長期にわたって制限を受ける状態」
ということになる。
だから定義からして、障害はネガティブなものである。
生活においてマイナスであり、何か引き換えのプラスがあるものでもない。
それをもって「素晴らしい個性」というのは左翼が好む言説だが、それを言う奴に会ったら、言ってみたいセリフがある。
「じゃあ、あんたの個性と俺の個性、交換してみるかい?」
ヴァーチャルでもいいからそれが可能になってほしいと思う。
そうして
「ねえ、今どんな気分? どんな気分?」
と、笑いながらまとわりついてやりたい。
ささやかな夢ではある。