2024/11/03 しろさとTT 200km
備忘録として。
気温と服装
当日朝8時の気温で14.7℃
最高気温は20.2℃だった模様(気象庁 過去の気象データで検索)
服装はサイクルジャージの下にミレーのアンダーウェアを着用し、その他にカーフガードとアームカバーを使用。
気温はそれなりに高いが不快感を感じない気候で絶好のコンディションだったと思う。
補給
飲み物
Maurten Drink Mix 320 500mlを2本
CCD PowerProduction + Precision PH 1500 500mlを1本
食べ物
Maurten Gel 160を6本
機材
バイクは変わらずCanyonのSpeedmax CF8
エアロボトルとしてCanyonのエアロボトル(公式サイトで購入)を2本装着した。
もう1本はDHバーの間にセットするスタイル。
Canyon AeroBottle:リンク
DHバーのボトル:リンク
足回りは以下の通り。
Front Wheel
DT Swiss ARC 1600 に Continental Aero 111 26Cを装着
Rear Wheel
Roval 321 に Continental Grand Prix 5000 28Cを装着
レース目標と戦略
目標タイム
しろさとTTのベストが5:54:16 (Ave 33.588km/h)だったので、最低でも6時間切りは達成しつつ、
実力としては5時間40分切り(1周 9分42秒, Ave 35.2km/h)くらいかと予想していた。
(IM JapanのBikeタイムが5時間30分台だったのでそこからの予測)
ただ、IM JapanではDisc Wheelは禁止だったこともあり今回のDisc Wheelの効果によってはあわよくば5時間30分切りしたいなぁ と考えていた。
戦略
序盤はひたすら抑えめに。
100km付近から徐々にエンジンを掛けて、残り1時間くらいでしっかり出し切る戦略。
パワーでの強度管理はできないので、普段のレースと同じように心拍で強度を測る。
抑えている前半は登り区間以外は155bpm以内に収めることを徹底。
意識することとしてはドラフティングは絶対にしないようにする。
近い速度帯の人を見つけたら違反にならない様についていき、パックとして機能できそうと感じたら自分もペースメイクに参加して記録を狙う。
レース結果
同じ速度帯の人が2,3人いてパックとして機能したこともあり、なんと自己ベストを約30分更新して目標を無事に達成。
運も良かったがこの夏の強化がタイムに出た結果だと思う。
記録:5時間26分43秒 Ave 36.421km/h
順位:21位/111人中(男女計)
ラップタイム
※手元の時計計測のデータと公式リザルトの掛け合わせの資料なので完全には一致しない
考察
最初のパレード走行はタイムに入らないのでゆっくりと入る。
最初の50kmでupとするつもりだったので、登りでも心拍は上げない様にリラックスしてレーススタート。
序盤(~10周目)
1,2周目を9分30秒以内で入った感覚としては「決してキツイペースじゃないけど、これで200kmも持つの・・・?」という感覚で、どうしようかなぁと悩みつつLapを刻むが4周目あたりで早速トップ層と周回差をつけられる。
※トップ層は8時にスタートするが、ローリングスタートのため私自身のスタートが10分以上遅いのと、パレード走行をちんたらしていると早々に周回差をつけられる。
速い人の邪魔にはならないようにしたいので、後ろから来てるなと思ったらペースダウンをして再加速する必要があり、タイムは上下に振れるが致し方なし。
6周目が10分台になっているのは早々にトイレに駆け込んだから。
走っているとやはり寒く、トイレに行きたくなってしまった。
まだ1時間も経ってないのにトイレに行く人は少なくタイムロスは最小限に抑えられた。
10周したあたりから、徐々に体が動き始めた感覚があり、Lap Timeもさほど上下することもなくなりペースが掴めてきたように思う。
例年、時間が経つにつれて風が出てくるが今回は序盤から風を感じた。
周回は忘れたが1桁Lapの際に強風で少し風に煽られることがあった。
向かい風が強いときはなるべく体を小さくすることを意識してやり過ごした。
中盤(11周目~20周目)
この区間はあまり記憶がないのが正直なところ。
しろさとTTはやはり前半部分が辛いなぁ。と考えながら走っていたと思う。
中弛みする時間帯で集中力が低下することが分かっていたので、この区間は45分に1本の頻度でMaurten Gel 160を摂取し、集中力を切らさないように意識した。
1回あたりのDrinkMixを飲む量も気持ち多めにし、CCD + Precisionの電解質を摂取する頻度を序盤よりも多くしたことも良かったかもしれない。
半分の18周あたりから『もう半分まで来たから終わりだな』と謎の境地に達し、徐々にエンジンをかけていけた。
(普段のテンションなら、まだまだ長いからエンジンかけなくて良いよ。と思う所だが、結果からするとこのタイミングでエンジンがかかり始めて良かったと思う)
終盤(21周目~30周目)
22周目で再びトイレへ。
この時間帯になるとトイレを利用する人も多かったが待つことなくトイレを利用することが出来た。
『あと10周以上あるけどトイレはこれで最後にしたいなぁ』と思いながら走り出す。
23,24周目で同じ速度帯で走っている方2,3人を前方に発見。
残りの距離を考えても最後までついていけるのか不安だったが、イチかバチかで着いていくことにした。
このタイミングで同じ速度帯の人に出会えたのは幸運だったと思う。
ドラフティングにならない距離のまま1,2周ほど様子を見させていただいた。
登り下りのこなし方に違いがあったり、間に入ってくる人がいたりで50mくらい空くこともあったが1周トータルで考えると同じようなペースだったので乗れて正解だった。
自然とバックストレート~ホームストレート手前の曲線区間迄は自分が前に出て、
ホームストレートの直線~計測地点過ぎの下り迄は前に出てもらう感じとなった記憶。
周回によっては逆だったことも当然あるが、自分でも前に出てペースメイクすることができた。
だらだらと走るよりも目標とするべき前走者がいるだけで精神的にはとても楽なことを実感。
28,29周目あたりで間に人が入ってきたりで100mくらい離されたことがあった。
その際は完全に一人旅状態だったのだが、審判員のバイクが私のすぐ隣で走っている。『Why。なぜ。私一人やで。』と思っていたら前方の集団の様子を見ていた模様。
バックストレートあたりで急に加速したと思ったら、前方集団の複数人の選手に警告を出していた。
後ろから集団の様子を見ていて、それぞれの選手が集団にならないように距離を取る意識があるのかを一定時間見極めていたのかなと思う。
ちゃんと距離は取ろう。
私自身は、前に入られたら意図的に体を起こしたり、ペダリングを空転させるような漕ぎ方にして距離を取るようにしていた。
クロージング(31周目~35周目)
まだまだパックは継続していたが、ここまでくると『どこで飛び出そうかな!』と考え始めて楽しくなってきていた。
自分で飛び出して着いてきてもらえればそれはそれで楽しいし、
逆に突き放されても残りの周回は自分で頑張れば良いや。ということで31周目で飛び出すことにした。
32周目までは近くにいた様な気がするが、33周目からは完全に自分1人になったと思う。
こうなったら最後まで出し切ってやろうということで、残っている元気を総動員して全35周を終了。
ちゃんと後半にかけてペースを上げられて、最終Lapが一番速いという形で終えられた。
まとめ
4回目の出場で5時間半切りを達成できた。
平均ワット数は前々回(23年11月)と同程度だがタイムは大幅に向上できたので空力的にも改善したと思う。
前回(24年3月)よりもパワーが圧倒的に低いが3月は寒かったこともあり、比較するなら23年11月の方が良さそう。
今回のしろさとTTは気候条件も良く同じ速度帯の人を見つけられたという運の要素も大きい気がする。
次回のしろさとTTでも同程度以上のタイムを出すことを目標にオフシーズンも継続して練習したい。
まずはPWRの向上が必須かな。