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私がnoteで記事投稿を始めたわけ

ペンネーム:tetsuya
年齢   :40代半ば
住まい  :大阪市
趣味   :登山、ロッククライミング、執筆活動、ジャズ
今の仕事 :土壌汚染調査、浄化業(フリー)
学歴   :大学卒(地質学及び化学専攻)
職歴   :環境調査の会社に約10年、化学分析の会社に約8年

初めまして!tetsuyaと申します。地質学と化学の世界にどっぷりと浸かって早20年。学生時代のバイト経験を除くとずっと同じ業界の住人で、山を歩き回ったり、実験室にこもったりと実に偏った仕事をしてきました。

一応向上心はある方で、また会社に対する不信感もちょっとだけあり、身1つで生きていく術を身につける必要性を痛感。そのために国家資格を4つほど取得、とりあえず何があっても食うには困らない状況は作ることができたとホッとしています。

そんな私は今、フリーで土壌汚染調査、浄化業をしています。「フリーとは思い切ったな!!」とよく言われますが、これも会社員時代に作り上げた事業者ネットワークの賜物!ボーリング業者さんや地質屋さん、環境分析の会社とも仲良くさせてもらっているおかげでなんとかやれています。感謝、感謝です。

さて、この度noteにて記事を投稿しようと思い立ったきっかけですが、まあ、他の投稿者さんと同様で集客の一助になればいいな、と思っただけのことです。

もともと文章作成が得意で、会社さんのブログ記事を代行執筆したり、本を出したいという知人の代わりに代行で本を書いたり、舞台監督と知り合って脚本を書かせてもらったりといった活動もスキマ時間でしているので、この能力を活かしてみようと考えた、ということもあります。

かっこいいことを言わしてもらうと、こういうことです。

長年この業界に籍を置くと、色々と土壌汚染調査業の内情や法律の抜け穴を駆使して儲けようと企む良くない業者さんとも巡り合ったりします。

まあ、それはどの業界も同じだと思いますが、それよりもこの業界の「根本的な問題」を正すようなことをしたいな!とも思ったわけです。

「根本的な問題」ってなんなのか、というと法律です。土壌汚染調査、浄化事業は「土壌汚染対策法」という法律が元になっているわけですが、この法律が・・・抜け穴だらけのザル法なんです・・・こんな法律一体誰が作ったんだ?と勘ぐりたくなってしまうほどですが、このことについてかなりビックリしたことがありました。

なんと大学時代にお世話になった教授が、環境省の土壌汚染対策法作成委員会に名を連ねているのです、いや、いたのです。

そのことで直接教授に電話で尋ねたことがあります。すると・・・なんと彼はある日の委員会の会議中にブチ切れて会議用の長机をひっくり返して会議室を飛び出したそうです。それ以降、会議には一度も出席せず、委員会からは除名され、そのまま土壌汚染対策法は衆参議院を通過、平成14年に施行されることとなりました。もう今から20年以上前のことですが。

教授は、私など足元にも及ばないほどの地質学の権威で、土壌汚染問題を地質学的観点から解決しようと必死に活動していた方でした。

その日、電話口で教授は私に言いました。

「あんな法律のやり方で調査なんかすると、日本の国土はえらいことになるぞ!!」

教授の予言は、豊洲での土壌汚染問題という形で見事に的中したわけです。豊洲市場は土壌汚染を地下に残したまま、まるで臭い物に蓋をするかのように2018年に開場、今に至ります。

その教授は昨年77歳で逝去、死の直前まで土壌汚染問題に関わっておられました。

さて、この問題だらけの土壌汚染対策法が制定されて、もう20年の月日が経過、法に基づいて土壌浄化下にも関わらず浄化されない、といった話もちょくちょく耳にします。この業界に関わっている者として、やはり「これではいかん!」という思いはあるわけで、それもまた記事投稿の理由です。

ただ、私は教授が提唱する土壌汚染調査、浄化法が完全に正しいと考えているわけではありません。教授が提唱する方法は、汚染浄化するためには正しい方法だと思いますが、実情には合っていない。ある意味理想論です。

「実情に合った形で確実に土壌中の汚染ルートを解明し、それに基づいて浄化する」

残念ながら、現段階ではそれは不可能です。世界中のどこにもそんな手法は存在しません。

私の考えでは、今は現状の土壌汚染対策法の手法に則って調査や浄化を実施するしかないと思っています。その中で問題点をあぶり出し、少しずつ現場で改善していく。それしかないのです。

現に、土壌汚染対策法は頻繁に改正されています。教授の提唱する方法に少しずつ近づいている感もありますが、まだまだ理想には程遠い。

それよりも私が土壌汚染についての情報発信することで、土壌汚染について関心を持ってくれる人が増えれば、それが最も有効な解決方法だと考えています。

そんな想いを込めて、これからどんどん記事を作成し、発信していきます。どうぞよろしくお願いいたします。

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