僕と挨拶

おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。

日々の日常を生きる中で、
僕はよく【挨拶】という行動理念について考える。

長期に渡って自分なりに考察した結果、

挨拶は「するか、しないか」の二択だったら
絶対にした方が良い。

今後の【自分】の為に。

しかしそれは痛い程分かっている。

時として流れで人によって
「挨拶を出来なかった」パターンがある。
それはそれでしょうがない。

それはそれでしょうがないが、
後から少し変な空気になってでも挨拶しようと思ったら幾らでも出来る。

その場で変な空気になったからと言って
自分のマイナスになる事なんて1mmも無い。

確かに挨拶を相手にして相手が目が合ったのにも関わらず返してくれなかった事は腐る程ある。

その度にいつも嫌な気持ちにもなるし。

そしてその瞬間「挨拶を返さなかった側の人間の方が偉い」みたいな雰囲気も醸し出される。

何ならそれが一番腹立つ。

でも役職(肩書き)・知名度・年齢が違えど、
この地球上で同じ人間として生活してる者同士で
本当は上も下も【無い】筈。

全員が平等である筈。

バイト先の人間でも、芸人でも、挨拶を無視する奴が平然といるが自分はそれらが信じられない。

前までの僕はそれで凄く相手に怒っていた。

しかし現在は「自分の声が小さかったかな」
「向こうが忙しかったかな」と思うようにしている。

相手(周囲)のせいにしようと思えば簡単だが、
自分のせいにしてしまえば己の【今後の成長】にも繋がると思うし、

何より腹が立たなくなるからである。

この考え方を強制的に自分の中に落とし込み、

意識をするようになってからは自分は他人に対して感情を乱されるような事は殆(ほとん)ど無くなった。

冷静になれば少し先の未来の事も自(おの)ずと見えてくるようにもなるし、現在の行動の選択肢も本来の短気な自分なら一つだけだったのが
三つ〜四つに増えてたりするからである。

まぁここまで【挨拶】というたった二文字の熟語について無駄にダラダラと持論を語ってきたが、、、。

僕にとっての挨拶は、

単純に周囲とのコミュニケーションを図ろうとする為のツール(道具)だけでは無く

未来の【自分の為だけ】にやる行為だと思っている。

挨拶をして返してくれたらやっぱり自分が気持ちいいし、

「社会の人間は冷たい人が多い」とか
「スマホが普及して人が下ばっかり向いて陰湿になった」とか色々言われているが、

今までに挨拶をして返してくれなかった人の方が
極端に少ない。

確率で書くと「10分の1」ぐらいの割合だ。

自分がコンビニでレジ打ちをしてた時、お客さんにたまに「どうも」とか会釈とかしてくれた時 凄く嬉しかった。
その経験があって自分が客として並んだ時 いつもお礼を言おうと決めている。

お礼を言おうと意気込み過ぎてお釣りだけ貰って商品を取り忘れて店を出た事もあるぐらい。

しかし昨日自分が客として入ったコンビニの店員のハゲのオッサンは態度が悪かった。
従業員同士でくっちゃべってる時は笑顔で声も張ってた癖に、自分がレジに並んだ時は小声で何を言ってるのか分かんなかったし、兎に角 無愛想だった。

嫌な気持ちにはなったが、僕の感情なんか向こうには全く関係無い。

そして、
それに対して別に何も僕は怒ってはいないし
ハゲの好きにやれば良いと思っているが、

ただ、、

「そんな働き方をして今目の前の仕事が楽しいか?」
と思ってしまう。

客がいるからこそ成り立っているコンビニで、
その客に対して面倒臭そうに対応して
「はたして楽しいのかな?」と昨日思った。

そりゃ自分はムサイ男だし、ハゲから見て何もテンションも何も上がらない人間である事は十分理解できる。

でもそこまで態度に出して「今後の自分の為になるのか?」と思ってしまう。

ただただ余計なお世話だが。

自分は交通誘導員なので、他のやる気なさそうに誘導棒を振る人間たちを見るといつも情け無く思う。

「(そんな振り方じゃ運転手に分かりづらいだろ…)」

「(そんな如何にもダルそう棒の持ち方してたら周りの人間どう思うよ…)」

「(ほら誤発進した…今のは10 : 0でお前だけが悪いからな?)」

とこんな感じで、普段これらの反面教師から学習して今後の自分の警備バイトに活かしている。

あとこんなダルそうにアルバイトをやってても終わる時間ばかりが気になって、
良い事なんて絶対に何も無い。

だから僕は貴重品として一応ポケットには入れているが、スマートフォンを従事中に開く事は殆ど無い。

警備の格好しておきながら、周囲にどう思われるか心配しながら見る情報なんて世の中に一つも無いと思っているから。

警備中であまりにも暇な時はいつも小さなメモ帳に立ちながらネタを記入している。
立ちながらだと意外と良い発想が浮かぶ。
そういう事が出来るから僕は「警備員」が好きなのだ。

僕はバイトでもネタ作りでもライブでも何でも、全ての事において【全力】で立ち向かいたいし、
1日全ての時間を楽しみたい。

だって本当は全部面倒臭い事だから。

どうせやるんだったら楽しまないと
その1秒間がもったいない。

僕は小学校2年生の時、交通事故に遭った。

自転車で坂道を猛スピードで下っている途中、
下の十字路の交差点で連なっていた車両が途切れた為、
幼い僕はブレーキをかけなくても通行できると判断し、減速せずに渡ろうとした。

しかしその瞬間、

運悪くも大型の箱トラックが突如出現し、
速度を緩められなかった小2の僕は後ろの箱に
後頭部を強打し自転車ごと引き摺られた。

その後 横になり、あまりにも痛過ぎたのかその時は全く痛みを感じなかったのだが
上向きで青空を眺めていると
沢山の心配そうな表情を浮かべた大人達が
ひょこひょこっと顔を出してきた。

「(全然痛くないのに何でこんなに心配されてんだろう…)」と思いながら後頭部が痒かったので触ってみると、手の平一面中が血液で真っ赤に染まっていた。

その瞬間、事故を起こして初めて泣いた。

人生で初めて見たグロテスクな映像だったからである。

当時の傷口は現在もしっかり残っているし、
この時の手術により自分の人生は長らえたと思う。

この事故で本来の僕は「死んでいたのかも知れない」とすら思っている。

僕は普段、この事故から現在に至るまでの自分の人生を【余生】と呼んでいる。

この経験があってか、
「人はいつ死ぬか分からないし、いつ死んでも良いようにどの瞬間でも楽しめるような後悔のない人生にしよう」と考えるようになったのかも知れない。

だからその為の一つとして挨拶をまずはちゃんとしようと意識するようになった。

無視をされたらされたで、
それが良い怒りになってエネルギーにも繋がってくるし。

いや結局無視されて怒っとるやんけ。

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