叙々苑デビューした時の話
先日、家族と初めて叙々苑に行った。
「せっかくなので」と「いっぱい食べたい」という理由から1番高い6,000円以上するコースを選択した。
勿論6,000円以上もするので、ドリンクは飲み放題なのだろうと思いオレンジジュースのお代わりを頼もうとしたら、女性の店員から「その都度 単品料金が掛かります」と言われた。
きっと何かの聞き間違いだろうと思い自分は聞き返したが、やはりお代わりすると別で単品料金が掛かると言っている。
あの聞き返した瞬間の女性店員の「そんなに飲みたいならサイゼリアのドリンクバー行ってこいよ」顔は今でも鮮明に覚えている。
そしてこの6,000円のコースには勿論白米もついてくる。
なので自分は「この白ごはんは勿論お代わり自由なんですよね?」と聞いたら、そう言いそうな気配を店員は瞬時に察したのかすかさず「いえ、単品料金が掛かります」と言い放った。
【返し刀】とはまさにこの現象を差すのだと思った。
あのご飯がお代わり自由かどうか聞いた時の女性店員の「そんなにお代わりしたいならやよい軒行ってこいよ顔」は今でも鮮明に覚えている。
そして注文時にちょっとしたイザコザがあったのち、遂に真打ちの【お肉】が満を持しての登場。
今まで色々と予定外のトラブルはあったものの、結果良ければ全て良し。
「美味しい焼肉を皆で食べ、腹を満たし、仲良く皆で肩組んで帰ろう」と固唾を飲み込み、楽しみに待ち侘びていると遂に大トリの肉が届いた。
勘違いしないで欲しいのだが「大トリ」ではあるが決して「鶏肉」が届いたのでは無い。
確か牛肉とかだったと思う。
ややこしい書き方をした事をここにお詫び申し上げます。
そして遂に本番のお肉セットが届いた。
届いたのは良いのだが、、、
なんせ量が少ないのである。
「ありゃっ?!?!」
「こ、、こ、、、これで6,000円以上すんの、、??」
まだ一口も食べてもいないのに腰を抜かしたのは初めてである。
「これが高級料理か」と思った。
確かに口に入れてみると、1枚1枚の肉が柔らかく美味しいのである。
テレビのリポーターがよく言う「口の中で溶ける」という表現の意味合いが初めて頭の中で整理できた。
それに6,000円なだけあってそこそこ腹も満たされた。
また食べに行きたいと思わなくもないが、
1人ではやっぱり心許ない上、自分にいつの日か麗しい彼女が出来て、その子に大見栄を張りたい時にまた予約して行ければなと思った。
そんな高い店の所ばっかりしか行きたくないとかほざき出す「ブランド依存」の女とかだったらこっちの方から願い下げだが。