葡萄を食べてなんて言う?
朝起きてダイニングテーブルの上に葡萄が一房洗ってありました。
「昨日、買ってきましたよ。」なんて嫁の言葉を片耳に流し込みながら、
「いただきまーす。」
で、食べた瞬間、「皮が固いな」が脳が最初に捉えた情報でした。
でも、その直後、「あっ、種がないんだ」って言う情報が、刹那の間で飛び込んできたんですね。
で、お気付きの方も多いかと思いますが、僕が口にした言葉は
「これ、種なくて食べやすいね。」
でした。
何気ない事の様にも思いますが、僕の中ではハッとさせられる出来事だったのです。
そう。僕の中ではポジティブワードを口にするって言う口癖がもう出来上がってるんだなと実感した瞬間だったのです。
順番的に脳に先に飛び込んで来たのは、「皮固いな」「口の中に残るな」とかって言うネガティブな感覚のはずなのに、瞬間的に口から出た言葉は、後から入ってきた「種がない」と言うポジティブワード。
折角買ってきた嫁も、「これなんか皮固いね。」なんて言われたら気持ちよくはないですし、場合によっては「ごめんなさい。」なんて謝らせる事になってしまいますし、結果僕まで「こちらこそ、ごめんね。」になる可能性だってありますよね。
でも、お陰様で、嫁とも「そうなんですよ。味も美味しいんですよ。」なんて朗らかな会話が出来ました。
優しい世界です。(ニッコリ)
で、ここでちゃんと明確にしておきたいのは、僕も自分に嘘をついてる感覚はないって所なんですね。
もし僕の中で
「くそー、本当は皮固かったのに伝えられなかったー。」
「次回もまた買ってこられたら困るわー。」
みたいな感情が芽生えていると、「あの時さあ、実はさあ」的な今更問答になってしまうと思いますが、そんなのは全然ないんです。
情報は、情報。感情は、感情。
ここをゴチャゴチャにしない事が大事だと思っています。
皮が固い事は、情報であって、そこに感情はのせず、
種がないって言う情報には、感情が乗っかって言葉になっていく。
そう言う感覚の使い分けをしてるんですね。
あ、今書いてて急に思い出してしまいましたが、
ウチの両親、結婚30年目?の離婚直前に、夫婦喧嘩をしてる際に、
父親が
「私はねぇ!貴女が作ったカレーがずっと嫌いだったんですよ!」
って母親に言ったんですよ!笑
それ今言います?笑
あんた、何十年我慢してカレー食べてたんですか?
途中で言うタイミング何度もあったでしょうよ。。
当時二十歳そこそこの僕は、
これボケなのか?
突っ込むべきなのか?
と笑いを押し殺していたのを今でも覚えています。笑
ね!本当、そう言う事なんですよ!
(どう言う事?笑)
結局、ネガティブな感情を押し殺そうとしても(自分に嘘ついて生きた所で)どっかに残ってるんですよね。
情報と感情のコントロール、大事です。
で、脱線してしまいましたが、この口癖は小さい事からもトレーニングできると思うので、皆さんにも試して頂けたらなと思うんですが、
なんでも良いんですけど、例えば対象物を決めます。
苺にしましょう🍓(丁度目の前にあったので。)
これの良い所を3つ挙げてみましょう。
◯甘そうだね◯大きいね◯今が一番旬の季節だよね
悪い所も3つあげてみましょう。
●まだ白い所あるね●形悪いね●結構値段高いんだよね。
こんな感じですかね。
今本当パッパッと書いてます。
でも、これ苦手な人は案外難しいと思います。
「えーっと、えーっと」ってなっちゃうのが自然だと思います。
僕も昔はそうだったかも知れません。
でも、観察と言語化を意識してる内に、この能力が向上しました。
見えてるものから、より多くの情報を感じて、言葉にする。これ大事です。
この時に、何がポジティブワードで、何がネガティブワードかを意識して区別する。そうする事により、頭の中で段々と感覚と言葉が整理されてくると思います。
先に、良い所を見つける。ポンポンポンと言う。間違ってても良いです。
悪い所は後からです。先に良い所。先に良い所です。
これを無作為に色んな物で、人でチャレンジしてみて下さい。
彼氏彼女さん、奥さん旦那さんとか良いんじゃないでしょうか。
出来ればその良い所を、どうぞ伝えてあげてください。
「急になによ。気持ち悪い」「なんだよ。今日は雪か?」とか言われるかも知れませんが、きっと相手も悪い気はしないんじゃないでしょうか。
そうです。それがポジティブワードなんです。
僕は、スピリチュアル系は信じてませんが、そう言うのありますよね。
そこに邪気は寄り付きにくい。ポジティブワードは、次のポジティブを引き寄せてくれるのです。
(そりゃそうですよね。良い所伝えられてキレる奴居ませんよね。笑)
良い所。良い所。悪い所も言えるけど、良い所。
良い所。良い所。悪い所もあるけど、良い所。
意識していると、無意識になっていきます。人って不思議ですよね。
そうやって個々の物や人の良い所が自然に言葉に出来る様になっていくと、これが流れの中でも自然と言える様になってきます。
例えば、誰かと待ち合わせしてたとしますよね。
今日みたいな暖かい日だったけれど、相手がマフラーしてきちゃいました。
「今日、暑かったね。マフラーいらなかった。。↓」
の返答で、
「でも、夜は冷えるから、あって正解かもよ。」
って言えたら、なんか良くないですか?
勿論、「そうだね。今日はちょっと邪魔だよね。」
っていう事も出来ますけど、これはネガティブな感じするし、いう必要ないですよね。
結果、一日外して、手に持ってる事になるかも知れないんです。
でも、その場で悪い気がしないのは前者の肯定的な発言じゃないですか?
判断ミスや間違いは決してなかった事にはならないけれど、言葉一つ、リアクション一つで、その場の空気を落とさずに「まぁ大丈夫だよ」感を作り出せますよね。
この感じ伝わりますかね?
で、こう言う肯定的な発言をしてると、自分の経験上ですけど、周りにめちゃくちゃ人が集まってきます。
そりゃそうですよね。誰だって一緒にいて気持ちがいい人の所に居たいですもんね。
実は、僕が個人の居酒屋で成功したのは、これが大きな要因だったりするんです。
老若男女。色んなお客様と接する中で、一貫して僕が前を向いて取り組んだのがその辺りの姿勢だったと思ってます。
勿論、色んな感情はあるけれど、前提にあるのはポジティブ思考と、ポジティブワード。これがあれば、よくなる事はあっても、悪くなる事は中々ないんです。
接客業とか営業マンさんとか、人と接する機会の多い方は、この辺りの心の置き所を気に掛けてみると、結構劇的な変化があると思います。
是非、試してみて下さいね。
そう。皆、気持ちよく生きたいですよね。折角の人生ですし。
で、穏やかがいいじゃないですか。更に穏やかを分かち合えれば、尚いいじゃないですか。
全員とは難しくても、まずは好きな人たちと、健やかに、笑顔で。
貴方は、今日の良い所言えますか?
もし言えるなら、どうぞ好きな人に、大切な人に伝えてあげてください。
必ず良い方へ向かい始めますよ。
ポジティブワード。信じてみて下さい。
t.でした。