#205 パース定規を使って忍者の潜入シーン描いた
屋敷に忍び込んだ忍者を描きました。
今回はパース定規を使って描いてみました。
と言っても背景を全てバッチリ描く気は無かったのでフスマとタタミを描くためにパース定規を使いました。
ラフ
最初は屋敷を守る侍がいました。
潜入した時のハラハラ感を出したいと思っていたのですがいつの間にかいなくなってました。
この緑の忍び装束の忍者は竹丸という名前で、大切にしているオリジナル忍者です。
動物たちと触れ合うことはそこそこあるのですが人間との絡みがほとんどないので忍者の世界観も広げていきたいと思っています。
パースは正確ではないのですがフリーハンドの方が臨場感がある気もします。
パース定規
パース定規でフスマとタタミのパースを合わせました。
いきなりがっつり活用していくのは大変そうなのでまずはちょっとずつ活用して少しずつ使えるようになっていきたいと思っています。
一度しっかり使ったほうが上達は早い気がしています。
しかしこの時はそこまでやる気が起きなかったので、フスマとタタミの部分のパースを合わせるために使う、までにとどめました。
単純そうに見えるのですがパース初心者の僕にとっては勝手がわからず思い通りに配置するのにも苦労しました。
パース定規、グリッドの出し方
パース定規の出し方だけ解説しようと思います。
使っているソフトはCLIP STUDIOです。
まずレイヤーから定規・コマ枠を選択し、それからパース定規の作成を選びます。
今回のイラストのように俯瞰(またはあおり)で描きたいときは3点透視を選びます。
操作のサブツールのオブジェクトを選びパース定規をどこでも良いのでクリックします。(スクショでは写らなかったのですがパース定規をクリックするとパース定規を操作するための丸い点がたくさん表示されます)
そうするとパース定規のツールプロパティが表示されます。
下の方にグリッドの項目があります。
全てチェックを入れると以下のようにグリッドが表示されます。
画面上側にある、グリッドの線にスナップ(ペンと線のアイコン)にチェックを入れるとグリッドに沿って線が引けるようになります。
完成
タタミとフスマはパース定規に沿って描き、その後に忍者を自分で描きました。
忍者のパースの掛け方がまだ甘いと思いますがだんだんと慣らしていきたいです。
歪みツールで修正
パース定規を使ったので正しいはずなのですが、久々に見返すとなんとなくかっちりおさまっている気がしたので歪みツールで修正しました。
畳の左下と襖の右上を広げるような感じで修正しました。
パース定規を使った意味は一体…という気持ちにもなりますが、見た時の自然さを優先して修正しました。
ちなみにサムネの画像に使う時に角度がついていると長方形に入れるのにおさまりが悪い気がしたので角度を水平気味にしました。
絵的には斜めの方が臨場感があって良いと思ったのですが横長のサムネとして使うには水平気味な方が合っていると感じました。
パース定規を使ってみて
パース定規を使ってみて、創造の箱庭空間にキャラクターを配置できるのは面白かったです。
フリーハンドでバランスが決まっているものを描くとどうしても歪んでしまうのでそういったオブジェクトをしっかり描けるのはとても便利だと思いました。
ただ、きっちり描きたい気持ちもありつつ、ラフに描きたい気持ちもあります。
と言うか正しく描こうと思うと正確さを意識しすぎて楽しく描けなくなってしまいます。
なのでたまに使うくらいのペースで触っていこうかなと思います。
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