マッチングアプリという苦行
最近マッチングアプリを始めた。
マッチングアプリを始めて1週間
まず思ったことが、「連絡するのがめんどくさい」である
そもそもマッチングアプリでは、話したこともない人を画像とプロフィールだけを見て、
ぼーっとしながら右に左にスワイプしてマッチングする。
知らない人に質問することなんて正直あんまりないし、正直だるい。
興味ないのに「どんな音楽好きなんですか?」
とか「あ、テニス部なんですね!一緒です!」とかクソどうでもいい質問を繰り返す。
そして返答は「そうですね!」だけである。
簡単すぎる5文字にビックリマークをつけるという、世界で一番そっけない返事である。
しかも、それを乗り越えて会う約束をこじつけたらドタキャンである。
顔がタイプで趣味が合う人と付き合える可能性なんて本当に何%あるのだろうか
マッチングアプリのコツはたくさんの人に同時にアプローチをかけて、とにかくいろんな人に会って付き合える可能性をあげるのが手っ取り早いらしい。
いろんな人を同時進行することで自分に余裕が生まれて「落ち着いた男性」に見えるらしい。
しかし僕にはそれができなかった。そもそも連絡取るのがあんまり好きじゃないし,あいにくちん坊は一本しか生えていない。多くても2人にアプローチをかけるのが精一杯である。
マッチングアプリを始めて3週間くらいで奇跡が起きる。
趣味があってタイプの人とマッチングしたのだ。
ウキウキ気分でメッセージを送ると、なんとその人は僕に質問をしてきてくれた。
そうですね!という簡単な文字ではない。
何度もメッセージを繰り返して、電話をする。会う約束をして会ってこんなにいい人いるんだ!って舞い上がっていたのも束の間。
次の会う日どこに行くかやりとりをしていると、申し訳ないけど彼氏ができてしまったとのこと。
しかもものすごく丁寧にラインしてくれた。
なんか逆にとても辛くなった。急に返信返ってこないとかだと、怒りと憂鬱が戦ってくれるけど、怒りなんて一ミリも感じなかった。
久しく感じていなかった失恋っぽい雰囲気を纏って布団に突っ伏する。
あぁ、舞い上がっていてしまった。恥ずかしい。
こんな苦行をみんなは乗り越えて彼女を作っているのか、、
俺には無理だ、、やっぱり向いていない。。
そもそも顔もそんなに良くない。。
ネガティブな感情が布団の中で充満する。
そして、ネガティブな勢いのまま僕はマッチングアプリに4千円の課金をしてしまう。
あぁ、もう離れられない。彼女できるまでやり続けるしかないのだ。
いろんな人に一気にアプローチするような脳チン人間にはなれない。
僕は僕なりに僕のペースで頑張っていこう。
友達よ、俺の横顔をいい感じで撮ってくれ。セットでコーヒーと猫の写真を乗っけるよ。
この苦行を乗り越えた先には、きっと楽しい未来が待ってる。待ってないと、、、