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マッチングアプリというより人生という苦行
当時、僕は高専を卒業して、京都に来てマッチングアプリをやるぞとかなり気合が入っており
友達にプロフィールはこう書くべし!写真はこうすべき!的なのを学びながら、なんとか彼女を作ろうとしていた。
さあ、プロフィール写真でも決めるかと思い
写真フォルダーを開く。
そこで僕は自分の写っている写真がほとんどない(使えるような写真がない)ことに気がついた。
そういえば、高専という学校は男ばかりで、
写真を撮り合うなんて文化はない。
超オシャレなカフェに行っても普通にバクバクパスタを食って、「量少ないな」と品のない一言を吐き捨てるような奴らの集まりだ。
ああ難しすぎるなんて、そんなことを思いながらそれでもなんとかマッチングアプリをやっていた。
そんな当時のことを思い出しながら、久しぶりにマッチングアプリ入れて課金した。
前やってた時は社会人になる前だったからなんとか無料でやる方法を探していたけど、
値段見て2秒で課金していた。怖いね。
マッチングアプリを入れたって友達に言うと、「バンドマンモテるでしょ?入れなくていいじゃん」と言われた。
よく考えてみてほしい、
自分は社会人しながらバンドマンしてるから、もしかしたら人より出会い的なところは多いかもしれない。
でも、まず、ファンと付き合うなんてことはありえない。
そして、自分の会社は9割男社員
100人くらいいた同期とはほとんど連絡をとっておらず、
バンドマンの友達もいない。
書いていて悲しくなった。
あぁ、なんて酷い人生だろう。彼女がいるいないどうのこうのより、そもそも人としてどうなんだろう、、
思い出せば同期全員で集まる飲み会100人中欠席したの俺含め3人だけだったし、
ライブの打ち上げ参加したのに喋れなすぎて楽屋に戻ってメンバーだけで喋ってるし、
学生時代、チンチンって叫ぶ友達を見てゲラゲラ笑ってないで、社会に出た時、人と話す方法でも学んどけばよかった。
きっと僕ら(メンバー含め)は自ら人を避けて生きてるんだろうなと思う。
陽は陽で結びつくのに、陰は陰も陽も貶す
これが全てで、きっと僕らは後者だ。
そんな酷いバンド、ポンツクピーヤをマッチングアプリで見つけても、何も言わずに左にスワイプしてくれることを、切に願っている。