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世界観episode 29 -マジックマッシュルームと芸大生 (HSS型HSP大学生編⑥)

さて、色々ディープな体験があっなと思う

芸大時代、みなさんマジックマッシュルーム

ってご存じでしょうか?

現在違法になった、幻覚が見えてしまう

乾燥した「毒キノコ」の一種なのですが

信じられないことに

この「毒キノコ」まだ合法の時代が

ありました。

好奇心旺盛だけど、法を犯すことには

もちろん抵抗のあるHSS型

つまり法を犯さない範囲での刺激を

求める行為は大好物。

当時の芸大ではひそかに幻覚が見えるキノコ

「マジックマッシュルーム」が

流行っていました。

特にサイケデリックなクラブミュージック

との相性が良く、トリップ感を

味わいながら、刺激的な体験が合法的

にできるというものです。

僕たちのDJやバンドグループからも

「マジックマッシュルーム」の情報が

入ってきます。そして次第に仲間内で

広がるようになります。

そのキノコ、一言でいうと

「ポジティブなこと」も「ネガティブなこと」

も何倍にも膨れ上がって

場合によっては幻覚が見えてしまうものなのです。

しかしHSS型、ただでさえ感情の

上がり下がりがジェトコースター並みの

気質、気分が上がっているときと

下がったときの状態がさらに何倍にも

膨れ上がると、凄いことになります。

キノコを食べると高揚するときは

アルコールとはまた違った陽気な

気分で高揚します。

厳密には「シロシビン」という成分で

鎮痛や抗うつ効果もあるというもの

ですが、一度ネガティブな感情に支配

されると地獄の底に突き落とされたような

気分になってしまいます。

涙が止まらなくなり、後の人生で理解する

のですが、メンタルが崩壊したときの

症状のように、逃れられない闇に襲われます。

HSS型の「刺激追求性」は若いときをピークに

徐々に減少していくそうです。

そして「退屈感の飽き性」だけは、

いくつになっても

減衰することがないそうです。

HSS型のよくある悩みで、昔ほど

「ワクワクすること」がなくなった。

色々やってきたけど、結局自分は

何かを達成できたのだろうか?

人生の中盤以降で、ふと立ち止まって

「焦燥感」に駆られてしまうのは

いつまでも他人軸から

抜け出せていないからです。

HSS型の人生は「他人軸」から「自分軸」

に意識をずらさないと永久に

自分自身を認められない

スパイラルに陥ります。

話が少し脱線してしまいましたが、

若い頃というのは良くも悪くも

刺激を求めるがあまり

常に何かに夢中になっていて、

今思えば、何かに夢中になっている

状態こそがHSS型の「自分軸」である

と言えると思います。

世間体に捉われない自分の心から

やりたい情熱が傾けられることに

情熱を注いでいる状態

若いころは比較的その感覚が

手に入りやすかったように感じます。

世界観episode 30 -アートとデザイン
へ続きます

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