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HSS型HSPの副業 53 - 300万円で買ったもの

おはようございます。

あなたは今、300万円使えるとしたら
何に使いますか?

自己投資か、インデックス投資、
結婚資金、住宅の初期費用、
または将来が不安なので貯金しておくか、
本質を見抜くHSS型としては、
浪費にだけは使いたくないですよね?

20代の頃にデザイン系
フリーランスが軌道にのって、
当時の貯金は300万円。

がんばって貯めた方だとは思うのですが

当時僕は、365日休めない仕事に
疑問を感じ、ある日突然、仕事を
完全に投げ出し、やりたい音楽だけをやれる
自由な毎日を買いました。

今思えば、極端な思考が発動していた訳ですが、
付き合っていた彼女にはフラれ、
周りには理解されず、心配されました。

しかし半ば義務感になっていた
下請け仕事の毎日から抜け出し、
心の底から夢中になれる毎日を求めていた僕は、
パソコンでの作曲活動にのめり込みました。

そして夢中になれる毎日と引き換えに
差し出したものは、生活費300万円。

当時1人暮らしでしたが、
浪費もしないので生活費は月に15万円ほど、
数年は働かずに、生きていけるだろうと
高を括っていました。

一度事業を軌道にのせた経験から、
何となく、1年くらいやれば
好きな音楽でも生きていける道が
安定するんじゃないかな・・?と
甘い見積もりを立てていました。

実際には「夢中になれる毎日」に対して
マネタイズする方法がついてこず、
貯蓄はほぼ底を付きかけ

そのことも怖かったのですが

「いい年で定職も持たず
夢を追いかけているだけの人」

「社会人として肩書もなく価値の低い人」

「この年齢なら平均年収はこれくらい」

という世間一般の他人からのイメージを
勝手に作って苦しんでいて、
音楽活動はとても「好きなこと」だったのですけど
人に話すことにとても抵抗がありました。

音楽を仕事にすると言っても
色々なパターンがあるのですが

①自分の作った音楽を
Youtubeやニコニコ動画に投稿して、
再生数が伸び、メジャーレコード会社から
声がかかり、
プロとしてお仕事を貰い続けている状態

②大手レコード会社から
アイドルやタレントの楽曲制作のコンペ
に応募し、1パーセントにも満たない
狭き確率の門を通過し、
自分の楽曲が採用され、
印税と楽曲制作依頼でプロとして
継続する道

③自分自身で音楽レーベルを制作し、
自費でCDを制作して、プロモーションし
SNSでニッチなジャンルで「ファン化」し
ここでしか聴けない音楽、
〇〇さんの作る作品だから聞きたい
という状態にして収益化する道

僕の場合は③の状態で生計を
立てられる状態になりました。

やりたいことで生計をたてる公式は

〇自分の得意なこと
〇自分の好きなコト
〇自分の大事にしている価値観

この3つを満たす活動になりますよね。

つまり僕の場合、

自分の好きなコトは音楽だったのですけど、

自分の得意なことが上位1パーセントに入れる
作曲能力ではなく、SNSを通じてファン化させる
マーケティングスキルだったのです。

自分自身の作曲能力で依頼を受けて
マネタイズする道は、
残念ながらそこまでの才能はなかったのですが、

自分の楽曲をコラボしたり、
有名アーティストを招待して
コンピレーションアルルバムを制作、
SNSを通じて収益化することは
得意なことだったのです。

そして

〇自分の大事にしている価値観

については、

人に驚きや感動を与えたい。
自分の好奇心が満たされ、ワクワクできる活動

だったので、
やりがいと収益化を満たす
状態となりました。

いくら好きなことを仕事にしたいと
思っていても、得意なことが
人から求められていることと
ズレていると、いつまでも収益化に
繋がっていきません。

「自分の得意なこと」とは

「自分の好きなこと」ではなく

自分がたいして頑張っていないのに
人から驚かれるような、
自然にやってしまう能力のことです。

自分探しに悩まれている方は

「自分の好きなこと」と

「自分の得意なこと」

を混同してしまうと、
いつまでも成果が出せず
自分の努力が空回りして、
自分責めが始まってしまいます。

また、僕の場合はいきなり
うまく行っていた事業を遮断して、
新しい道に行くという、極端な行動を
取ってしまいましたが、

まずは好きなことで

100円でも1000円でも稼げると
見えてくる世界が変わってきます。

HSS型の得意を意識して、
本業とバランスを取りながら
やりたいことを
明確化しチャレンジしていきたいですね!

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