Z世代に伝えたい、優しい世界の作り方(3章)⑧
地震の揺れが収まると、風が急に強くなり雨が降り始めた。地震で家が壊れた人は大変だろう。大正時代の関東大震災では地震後の強風により、東京の街は大火災で焼け野原となった。その原因は関東の西に台風が通過したことにより、強風が起こったからだ。気圧の変化は地震を発生しやすくするとも言われていて、更に強風は大火災を引き起こす。
関東大震災と同じことが起きていなければいいんだけど。
震源が関東大震災の相模トラフの場合には津波はさほど大きくないけど、南海トラフの場合は最大で30mを超えるらしい。そうなったら火事になっても燃えるものすら無くなるくらいに何もなくなってしまう。
テレビもラジオもないから、何が起きているのかを知るすべはない。都市部から誰かが避難してくるのを待つことしかできない。