Z世代に伝えたい、優しい世界の作り方(2章)②
食材を探して帰ってくると、みんなが揃って焚火をしていた。
「はじめ、山田さんという人が訪ねてきたけど知ってる?」
「山の向こうの人だろ?生きていたんだな」
「10名くらいいたらしいが、今は3名になったらしい」
「老人ばかりだったからな」
はじめは知っていたようだ。
「他に生きている人がいないか捜しにいくらしいぞ」
「そうか、僕はここが居心地いいな」
「はじめもそう思うか?」
「そりゃ、もともと僕のキャンプ場だしな」
「そういえばそうだったな」
「隼人とおさむとシェフもそう思うだろ?」
僕の問いかけに、3人とも頷いていた。
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