関東モノレールの旅③ ~東京モノレール後編
出会いと別れ、旅立ちの場所「羽田」。
東京の空の窓口であり、日本の玄関口でもあるこの国際空港は、多くの人々にとって新しき天地へ向かう場所でもあれば、仲間や家族との再会を望む場所でもある。
しかし、昔の羽田は物流拠点の品川の南にあり、多摩川の河口にあり相模と武蔵の国境にて多摩川が運搬した土砂が堆積してできた湿地帯で、やがて漁業が盛んな場所となり(羽田猟師町)、江戸時代に鈴木彌五右衛門が新田開発を行い(鈴木新田)、穴守稲荷ができると参拝客で賑わうほか、鉱泉の発見で温泉旅館や花街