日本語の動詞の多くがアイヌ語形態素にエヴェンキ語の屈折語尾を合体させて形成されたものかもしれない。
歩く、歩む
これは日本語である。
これをエヴェンキ語では
girku
満州語では
oksombi
アイヌ語では
apgas , ankas
沖縄語では
ayunun ,attsyun
朝鮮語では
가 다(kada)
ということになる。
日本語の歩むというのは、どうもアイヌ、沖縄語の語頭形態素を取り入れて、活用(屈折)語尾はエヴェンキ語や満州語を利用したようにみえる。
動詞活用に関しては複雑なので別に述べる。
現代でも日本語というのは「サボる」という造語をつくりやすい。
語幹形態素は外来語、活用語尾は日本語みたいな合体合成語である。
これは古代から日本語が持ち合わせていた特性かもしれない。
尚、エヴェンキ語や満州語などツングース系言語もモンゴル語や中国語などからかなり内容語を借用取り込みしている。