Plaubel makina67 1ロール Fujifilm 120 PRO400H
中判フィルムカメラの1ロール、冬の景色を撮りました。
マキナ67は6×7フォーマットなので、10枚しか撮れません。
最近フィルムの値段が大戦後のドイツ並みにインフレしておりますので、財布が軽いサラリーマンにはシンプルにボディに効きます。
そんな涙の結晶を一枚ずつご覧ください。
マキナ67のそこまで優秀とは言えない露出計で雪を撮るというのはけっこう緊張します。
涙の結晶と言いつつ、あまりに寒かったので他の露出計をあまり使わずささっと撮りました。
やはり日陰の写真はアンダーになってしまいましたね。
フィルムは貴重なFujifilm 120 PRO400H。
フィルムカメラブームなんて言われていましたが、富士フィルムさんはフィルム事業を着々と縮小しておりまして、このフィルムはもはや生産されなくなってしまいました。
フィルムカメラを使う人が増えていると勝手に思っていましたが、どうやら界隈が賑わっていただけのようです。
奥山由之みたいなエモいのが若者に流行っているって聞いたので、おじさんけっこう期待していたんだけどな。
富士フィルムさん、商売だから仕方がないかもしれませんが、戦後日本の経済発展と技術力の象徴でもあったフィルムカメラですからなんとかなりませんかね。なりませんよね。やっぱりね。
中判カメラのフィルムはまさにこのフィルム事業焦土作戦を真っ先に浴びておりまして、もはや風前の灯火。
と思っていたら、Kodakさんがゴールド200出してくれるみたいなので少しは寿命が伸びたかな。
しかし、薄給サラリーマンの宿命、ランニングコストを考えると・・・辛いなあ。
だって120フィルムは一本1000円くらいするんですよ。それに現像とプリントとスキャンの費用を入れると・・・まあ写真一枚200円以上はしますわな。
全国薄給サラリーマン労働党のカメラ趣味支部は、全国薄給サラリーマンの嫁の会の猛烈な批判にさらされておりすでに肩身が狭いわけです。
その中でもフィルムカメラ同好会などは、予算を削られまくっているのに固定コストが跳ね上がるという危機的状況なわけです。
まさに少子高齢社会で社会保障費が上がりまくっているのに労働人口は減りまくるという日本の現状と合致します。
そんなわけでこれは高度に政治的な問題でありまして、Amazonかイーロン・マスクがフィルム事業をやり始めることを皆で祈りながら床につきましょう。
ああ、他力本願
サポートいただきましたら、すべてフィルム購入と現像代に使わせていただきます。POTRA高いよね・・・