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中判フィルムカメラで風景を撮る
中判フィルムカメラといえば、質感まで感じる立体感だと思います。
なので僕は風景写真でメインに使っています。なんせお金がかかりますし、ここぞという時に使うのが中判フィルムカメラです。
今回は、中判フィルムカメラを使って渓谷や海などの風景写真を撮ってきたので撮影方法や作例をアップしてみます。
中判フィルムカメラでの撮影方法
実際の撮影風景を動画にしてみました。
動画を見てもらったらわかるんですが、僕の使っているプラウベルマキナ67という中判フィルムカメラは非常にコンパクト。
中判フィルムカメラの中には、蛇腹などを利用してコンパクトに収納できるカメラもあるので、意外に風景写真に適していると思います。
やはり自然を撮るとなると、登山のように荷物を担いで歩き回ることが多いと思うので、コンパクトながら高精細な描写ができる中判フィルムカメラは助かりますね。
撮影方法も、動画にあるようにフィルムの入れ方から撮影まで非常に簡単です。けっこうハードルが高いようですが、超絶不器用な僕でも扱えているのでご心配なく。
実際の写真
中判フィルムカメラと風景写真
以前にも中判フィルムカメラと風景写真については書いています。
結局、撮影枚数が限られており(6×7判だと10枚)、経済的負担が大きいので、プレッシャーをギシギシ感じながら撮る=撮影行為に対する集中に繋がります。
これにより、一枚一枚に賭ける意識がデジタルカメラのそれとは桁違いに強く、そしてうまく光との調和が取れれば、凄まじい写真を手に取ることができます。
これこそ、中判フィルムカメラの楽しみであり中毒性でもありますね。
そしてやっぱり風景です。中判フィルムで撮りたい景色というのはなかなかありません。わざわざ目的をつけて撮りに行くことがほとんどでしょう。
しかし、昨今の情勢ではそれもできない。となれば、身近な景色の中でこれぞという構図を探索しなければいけません。
以前書いたスティーブン・ショアの写真はまさにそれです。
見慣れた、ありふれた景色を、超高画質(ショアは8×10の大判カメラ)で完璧な構図を写し取る。
それにより、何気ない景色が圧倒的な存在感を生み出します。
この一見矛盾した現象こそ、写真の力なんですね。
中判フィルムカメラは、その可能性に集中できるカメラだと思います。
スティーブン・ショアだって、大判カメラは金がかかりすぎて吟味に吟味を重ねて1枚ずつ撮っていたんですからね。
最近の風景写真は『絶景写真』になっていますが、僕は絶景ではない風景の中で存在感を生む写真を撮りたいなと思っています。
それにしても金がかかるのはどうにかならんもんかな~
中判フィルムカメラについて、作例とともに色々書いていますのでよろしければどうぞ!
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