グローバル気候マーチ(Global Climate Strike)!(エシカル100考、57/100)
グローバル気候マーチ(Global Climate Strike)に参加してきました。
マーチについての説明や、グレタ・トゥンベリさんについては情報も多いので、実際に歩いてみて感じたことを備忘録として。(とはいえ、グレタさんの動画で見ていただきたいものもあるので、文尾に添付)
とても参加者が多く、盛り上がりました。もちろんそれだけ気候変動についての問題が看過できないものになっている(千葉のことも忘れずに)ということだけど、まあ盛り上がるのはいいことだと思います。1,000人以上はいたと思う。(2,800人以上参加だったらしい、すごいね!)
雰囲気はとても明るくてなごやか。マーチ(というかデモ的な行進)が初めてという方もかなりいて、緑色のファッションやペイントやメッセージボードをお互いに楽しんでいる感じでした。
元がFridays for Futureといった若者のアクションとして始まったこともあり、若い方がたくさん。大学生メインで、中高生もいて、そして小学生くらいの子供たちも参加して熱心に声を上げてました。
子供は親などに連れてこられているだけだろう、と思うかもしれませんが、おそらくちゃんと理解していて、自分たちの世代の主張としてマーチを歩いているんだろうな、、とその様子を見て感じました。
あとは、外国籍の方(外見からそう判断しちゃっているけど)もいっぱい。多様でごちゃまぜが楽しい。やっぱり海外の方はこういったマーチやパレードは馴れていて、鳴り物の用意などもよくて盛り上がりに一役買ってました。
・・・でね、学生などの若者が多くて、外国籍の方も多くて、、ということは日本の大人といわれる人の割合ってどうなの??と思ってしまう。もちろん沢山いたけど、でも動きとして鈍感だよね、ということにならないかな。
金曜の17時30分スタートなので、「仕事してるから行けないよー」という言い訳はできる。それでも、なんとかちょっと調整つけられないか?ということを問われているのかもしれません。
社会課題というのは、緊密に結びついている。一つを解決しようとして、もう一つはほったらかしでいい、ということはない。気候変動も働き方改革も、どちらもちゃんと考えなきゃ、という時代なんだと思います。
そういう点で、Lushさんはすごかった。店舗・オンラインショップの営業を止め、オフィスでの仕事も終えて、マーチに参加してらっしゃいました。さすが。
他にも、パタゴニアさんやみんな電力さんや、みなさんで参加している会社の方たちもいて(もちろん強制参加ではなく)、そんな企業がもっと増えてくれるといいな、、と思います。
逆に。
沿道の企業(店舗)がほぼ無反応だったように感じる。環境とか自然とかに敏感でいい企業も。
昨年、LGBT/SOGIの権利や文化を主張するプライドパレードを歩きました。規模はグローバル気候マーチと比べてずっと大きく、かつゴールデンウィークに行うという時期の違いもありますが、沿道の店舗や企業がレインボーの旗などをかかげたり、手を振ったりしてくれて、すごく理解と応援とかが伝わってきました。
でもグローバル気候マーチでは、緑の何かをかかげる沿道の店舗や企業は見当たらず(気づかなかっただけでしたらすみません)、店員さんが手を振ったりもない。
悲しかったのは、環境配慮や人権配慮が企業の理念に入っている、そういったDNAも濃厚に持っているはずの沿道のお店が全くの無反応だったこと。「いまなら商品10%オフ!」という看板をかかげて、道行く人やマーチに向けても商品セールを呼びかけていたのは、、ものすごい違和感がありました。
沿道の人は、青山・表参道では関心をもったり、何ですか?と聞いてくれたりする人もけっこういた。が、渋谷に近づくと完全に分断・無関心な感じ。
まあグローバル気候マーチが回を重ねていくうちに、沿道店舗の巻き込みや道行く人の興味喚起などもできてゆくんだろうなと思うので、焦らない焦らないってことですかね。(うがった見方をすると、マーケティング的に使われていないってことかもしれないし)
といった、グローバル気候マーチ初参加の感想でした。
グローバル気候マーチ(Global Climate Strike)は日本各地で行われていて、当然世界各国でも開催されている。その様子はTwitterなどで見ることができるかど、ベルリンでは80,000人も集まったらしい!他の国でも、もう道や広場と人が埋め尽くすくらいになってて、すごいけど、でもそのくらい待ったなしの問題なんだということ。
楽しかった(知人と沢山会えた)し、盛り上がったと思う。マーチ運営もよかった。でもまだまだだなと痛感。伝えていかないと、行動していかないと。
まず自分や身の回りの暮らしから取り組み続けよう。
マーチでずっと聞こえていた子供たちの声を忘れないように、日々の活動をしていきたいと思いました。
うーーん、でもやっぱり日本企業、、、ちょっと意識どうかなーーーと思うんだよねぇ、さすがに。