【鉄道旅記録】関西本線と大阪環状線(JR難波-天王寺-名古屋)を1日で完乗する
関西本線は名古屋駅からJR難波駅までを結ぶ路線であり、愛知県・三重県・京都府・奈良県・大阪府と2府3県を通るかつては東海道本線とも並ぶルートだった路線です。
今では全区間を直通する列車も無く、特に亀山駅~加茂駅は非電化のままで閑散としたローカル線となってしまっています。
また、大阪環状線は天王寺駅から京橋駅・大阪駅・西九条駅などを経由して新今宮駅までを結ぶ路線です。
ただし運行上は、関西本線の新今宮駅~天王寺駅の区間も含めて、ぐるぐると環状運転しています。
この2路線には、2008~2009年の複数の日・区間に分かれる形で完乗済ですし、その後も区間毎には何度となく乗車してきました。
今回改めて、2025年1月8日の1日でJR難波駅から関西本線とともに大阪環状線を一周してから名古屋駅まで乗り通してきましたので、その旅の記録をご紹介したいと思います。
旅の記録
JR難波駅
スタートはJR難波駅。
関西本線を完乗した2009年8月以来15年半ぶりにやって来た。
ひらがなで「じぇいあーるなんば」って書いてあるのは何か可愛く思える。
乗車する王寺駅行きの普通列車は201系。
「古い車両を大切に末永く使うJR西日本」だが引退する日も近いらしい。
おそらくこれが最後の201系乗車となるだろう。
201系の懐かしい走行音を響かせながらJR難波駅を発車。
しばらく地下区間を走行してから地上に出て、そのまま高架橋を駆け上る。
大阪環状線の高架橋が近づいてきて今宮駅に到着。
天王寺駅~大阪環状線~天王寺駅
今宮駅から大阪環状線と並走しながら天王寺駅に到着。
201系とはここでお別れ。
ありがとう、さようなら。
大阪環状線ホームに移動。
天王寺駅始発の加茂駅行きの大和路快速に乗車する。
大和路快速は天王寺駅から大阪環状線を一周し、天王寺駅に戻ってきてから関西本線に入っていくという面白いルートで運行される。
221系の転換クロスシートに座って天王寺駅を発車。
吹田総合車両所森ノ宮支所の横を通過。
奥に「ミャクミャク」ラッピングの電車が停まっている。
東海道本線の電車が見えてくると大阪駅。
福島駅を通過したあたりで梅田貨物線が近づいてくる。
交差した下を走るのは阪神本線か。
約40分で大阪環状線を一周して天王寺駅に戻ってきた。
しばらく停車してから関西本線へと入っていく。
奈良駅
関西本線に入り車窓にのどかな風景も見えるようになってくると奈良駅。
木津駅
奈良線との分岐駅の木津駅は京都府にある。
(奈良線と名乗っているのに実は奈良県を通っていない・・・)
加茂駅
大和路快速の終点、加茂駅に到着。
最後尾に乗っていたので亀山駅行きが停まっている所まで遠い!
亀山駅行きはキハ120の単行。
なんとか座席を確保して加茂駅を発車。
平日の日中だがオールロングシートの座席はほとんど埋まっている。
こんな閑散区間に乗るのは地元の人か鉄道オタクぐらいだと思っていたら、インバウンドのお客さんも数組いた。
伊賀上野駅
伊賀鉄道の忍者列車が見えて伊賀上野駅に到着。
インバウンドのお客さんはここで下車していった。
NINJAは海外でも知られているのか?
そういや名古屋~伊賀上野に臨時列車が走るという話もあるなぁ。
柘植駅
草津線と接続する柘植駅で少し乗客が入れ替わった。
加太越え
蒸気機関車時代は難所だった山の中をキハ120は軽快に進んでいく。
亀山駅
関西本線のJR西日本の区間が終わる亀山駅に到着。
ここからはJR東海の区間となる。
今日最後に乗る名古屋駅行きの快速列車は313系のクロスシート車。
かつての栄華の名残を表すような3面5線のホームがある亀山駅を発車。
河原田駅
伊勢鉄道との接続駅である河原田駅。
伊勢鉄道のホームは築堤上にある。
関西本線と伊勢鉄道の分岐点は河原田駅の名古屋寄りにあった。
四日市駅
貨車と広いヤードが見られる四日市駅。
富田駅
富田駅を通過。
貨車の向こうに三岐鉄道がJR東海から譲受した211系が見えた。
桑名駅
三岐鉄道北勢線の西桑名駅が見えてきたら桑名駅。
名古屋駅
東海道本線や中央本線の電車とすれ違って名古屋駅に到着。
JR難波駅から5時間弱かけてようやくゴールの名古屋駅までやって来た。
乗車記録のメモ
4列車乗り継いで関西本線と大阪環状線を完乗した鉄道旅の記録でした。
青春18きっぷの1日分相当の元は取ることができたかと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。