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【鉄道旅記録】18きっぷで日田彦山線&BRT(小倉-添田-日田)に乗りまくる

日田彦山線北九州市の城野駅から日田市の夜明駅までを結ぶ路線です。

このうち添田駅~夜明駅は、2017年豪雨で甚大な被害を受けたことから路線存続が危ぶまれていましたが、2023年8月に一部区間の線路敷をバス専用道に転用したBRTとして復活しました。

日田彦山線には、2008年12月22日と2010年5月4日の2度、城野駅~夜明駅を含む、列車として運行されていた小倉駅~日田駅を乗りつぶし済ですが、14年半ぶりの2024年12月17日~18日に、BRTに転換された区間を含め、改めて乗車してきました。

今回は、乗り降り自由な青春18きっぷの特性を活かして途中下車しつつ、BRTで行ったり来たりして見てきた旅の記録をご紹介したいと思います。



旅の記録

日田駅①

久留米駅から日田駅まで乗ってきた久大本線の普通列車は、ずっと観光客(多くはアジア系のインバウンドの皆さん)でほぼ満席だった。

観光客の皆さんの目的はこの漫画の聖地巡礼なのか?

14年半ぶりにやって来た日田駅はすっかり様子が変わっている。

2010年5月4日

今日は日田駅から添田駅まで日田彦山線BRTに初めて乗車する。

しばらく待っているとBRTがやって来た。

運転手さん直後のかぶりつき席を確保していざ発車。

乗車した車両は『日田市の花「あやめ」カラー』のとのこと。
複数色あるようで『今日は何色に乗れる?』なんて楽しみもありそう。

日田彦山線の線路敷が転用された専用道のほかは一般道を走っていく。
鉄道時代には駅が無かった場所にも寄っていくので便利になったのかな?

夜明駅の手前で並走する久大本線を走る特急「ゆふいんの森」が見えた。

今山駅にはBRT乗り場の向こうに鉄道時代のホームが残されていた。


専用道区間①

宝珠山駅から日田彦山線の線路敷を転用したBRT専用道を走る。

専用道へ入る所には遮断機が設置されている。

遮断機の直前でBRTが一旦停まってから遮断棒が上がった。
高速道のETCレーンみたいに走りながら上がるわけでないようだ。

一般道との交差部分にも遮断機が設けられている。
鉄道の踏切だった時と遮断される側が逆転しているのが面白い。

鉄道の築堤の上だった所をBRTは走っていく。

大行司駅にはホームが残されていた。

トンネルも引き続き利用されている。

筑前岩屋駅は駅舎が残されているもののホームは無くなっている。

深倉駅は専用道になって新設されたので簡素な乗り場のみ。

彦山駅で専用道は終了。
一般道のように赤信号で止まることが無いので確かに速い。


添田駅①

一般道から「バス専用」の標識がある敷地に入っていくと添田駅。

バスと列車が対面で乗り換えできるようになっている。

駅舎だった建物は残っているが駅としては使われなくなっている。

旧駅舎の裏の敷地はBRT車両の車庫となっているようだ。

ここから田川後藤寺駅行きの普通列車に乗車する。


田川後藤寺駅

わずか4分であわただしく小倉駅行きの普通列車に乗り換える。


小倉駅

日田彦山線の列車は帰宅ラッシュでやや混雑した状態で小倉駅に到着。

折り返しの添田駅行きに乗って、宿泊するホテルがある田川伊田駅へ移動。


田川伊田駅

宿泊したホテルは田川伊田駅から徒歩10分の所の日田彦山線の踏切そば。
部屋の窓から列車が見えた(防音されているのか踏切音は気にならず)。

昨夜到着した時は暗くて気づかなかったが、田川伊田駅は立派な駅舎だな。

まずは添田駅行きの普通列車に乗車。


添田駅②

添田駅から今日最初に乗るBRTは彦山駅行きの「ゆずカラー」

雨が降ってきたが列車とバスが同じ屋根の下で乗り換えができ助かる。


彦山駅

彦山駅に到着しても雨は降ったまま。

乗ってきたBRTは折り返し回送となり行ってしまった。

次の日田駅方面のBRTまで1時間ほどあるので周辺を散策。

待合室を備えた駅舎がある。

駅舎の手前に一般道とBRT専用道との出入口が設けられている。

出入口から入った所に遮断機が設けられている。

※雨が止んでから撮影したので晴れている

雨は止んでいないが専用道に並走する一般道を歩いて行く。

彦山駅から最初の一般道と交差点(以前は踏切だったはず)。
鉄道の踏切と異なり、一般道側に停止線が無い。

交差点から見た彦山駅方向。

交差点から見た宝珠山駅方向。

ちょうど添田駅行きのBRTがやって来た。

さらに一般道を歩いて行くとBRT専用道のアーチ橋が見えた。

彦山駅に戻った頃には雨が止んできた。

BRT乗り場から専用道の方向に進んだ所にホーム跡らしき石積みがある。

日田駅行きのBRTがやって来た。
これは「ひこぼしブラウンカラー」と言うらしい。


専用道区間②

日田彦山線はもともと単線なのでBRT専用道も1車線のみ。
駅間ですれ違い不可能なので、筑前岩屋駅で列車交換ならぬバス交換する。

沿線に広がる棚田の風景を見ることができた。
一般道より高い所を走るので景色が良い。


夜明駅

宝珠山駅からBRTは一般道を走って夜明駅に到着。
日田彦山線の起終点駅ながら日田駅まで直通していたため初めて下車。

BRT乗り場は駅舎下のバス停の所にある。

日田彦山線の列車は駅舎が無いホームの外側の3番線を発着していた。
現在は柵が設置され、レールも剥がされて草ぼうぼう。

久大本線と逆に右にカーブしている日田彦山線の線路敷が残っている。

次の乗りこむ添田駅行きのBRTは「しゃくなげカラー」


宝珠山駅

夜明駅から一般道を走って宝珠山駅に到着。

降車するとBRTは専用道へと入って行った。

ここも駅舎横に一般道と専用道との出入口が設けられている。

鉄道時代のままの駅舎が使われているが、工事中で中に入れず残念。

天気が一変して土砂降りの雨が降り始めた中、日田駅行きのBRTが来た。
これは「棚田カラー」らしい。


日田駅②

昨日出発した日田駅前のBRT乗り場まで戻ってきた。

今回の日田彦山線BRTの乗車はこれで終了。
5回の乗車で色かぶりせず5色に乗ることができた(笑)。

久大本線の普通列車に乗ろうとしたら見慣れぬ列車が停まってた。
特急「かんぱち・いちろく」と言うらしい。


乗車記録のメモ


青春18きっぷで日田彦山線BRTに繰り返し乗車してきた旅の記録でした。
せっかく路線が復活したので、今後末永く利用され続ければいいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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