2021.06.18 関東甲信越完全制覇(第二夜)① JR東日本 GV-E400系 走行音 羽越本線 新津→新発田

新潟駅で、間違って新津行きに乗ってしまった(本来は新発田行きに乗って、新潟→新発田→新津と回る予定だった)のですが、逆にこれが幸いして、新津駅から新発田駅まで、JR東日本の電気式気動車「GV-E400系」に乗ることができました。

実は動画も撮影していたのですが、iPhoneからデータを吸い上げる作業をミスって、ロストしてしまいました。ただし、音は別録りしてあったので、それを生かして「音鉄動画」風に仕上げてみました。

新津駅を発車しての第一印象は「思いの外うるさい(ディーゼルエンジンの気動車と大差ない)」でしたが、加速はキハ40系列のそれに比べればスムーズ。初動からエンジンが唸り始めるなど、ノッチの入り方とエンジン音は概ね比例している感じでした。同じJR東日本でも、ハイブリッド車(例:HB-E210系 https://youtu.be/PYNzcMcweVg )の場合は、加速を始めてから数秒後にエンジンがかかる(初動は蓄電池からの電力でモーターを駆動する)のですが、それとは違う感覚です。

JR他社でも似たような気動車はあります(JR九州のYC1系、JR東海のHC85系)が、それらはいずれもハイブリッド車。加速初動時に蓄電池からの電力を使用することで燃費を向上させる意図がありますが、GV-E400系はそこまで「攻めた」仕掛けにはなっていません。それでも、機構の簡略化による軽量化(概ね従来型の気動車と同等に抑え込める)と相まって、従来の気動車に比べて2割以上の燃費向上を実現している(従来型気動車の燃費は1km未満/L、GV-E400系は1.4km/L)とのこと。できるだけ安価に環境性能の向上を図った結果といえるでしょう。

JR東日本管内に残ったキハ40系列を駆逐するべく登場したGV-E400系ですが、JR北海道でもこれを元にした「H100形」が投入されています。未だキハ40系列が多数生息するJR西日本にも、GV-E400系のOEM車が投入されるのでしょうか?

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