おらだの共通語（五十音「お」）

「お」

おえねごと

【手に負えない事、とんでもない事】
（例）「ドッポン便所さぁ、サイフ落どしたてえ。おえねぇごどしたなぁ」
「早ぐ、しょえ（拾え）」

おかげねぇ

 【甲斐がない】（おかげさまでない）
（例）「畑の間引きの菜っ葉けだのに、牛肉もらて、おかげなえべした」
（訳）「畑の間引きの野菜をあげただけなのに、牛肉をもらってしまっては、甲斐がないでしょう」
俺「その手で行こう」

おがる

 【１．成長する、２．育つ】
 稲穂が、野菜が、果物が、子供もおがる。 「ちん〇も・・・」

おごさま

【御子様、絹を作る幼虫、かいこ】  他 おしら様 
御子様 → さなぎ（釣り餌）→ 蛾（モスラ）→ たまご → ふりだしにもどる

おさえ

【お菜、おかず】
（例）「朝のお菜は、すなびっだ、だえごんずげだぁ」「おずげは、おずげ？」
（訳）「朝のおかずは、しなびた大根の漬物だよ」「お吸い物は、どこ？」

おず

【弟、末子】 （同 おずこ）あんにゃ・兄
おんつぁま = 伯父、兄。
おっつあま = 叔父、弟。

おだる

【折る】間に（だ）が入ってるだけ。
次の文は（だ → っ）へ置き換えるとよい。
（例）兄「はす、おだたけはぁ」
（例）弟「俺なはす、おだたのがぁ」兄「おだたたのよぉ」

おっつけ

【１．追いつく、２．押し付ける】
（例）「バスはおっつけ来んべなぁ」
　　　「人さぁ手伝いおっつけで」
　　　「私さチ〇〇おっつけんな」 

おっかがる

 【よりかかる】
（例）「この野郎児、おっかぁ さ ばり おっかがってる」
（訳）「この子供、母親ばかりに寄りかかっている」 「俺もまじえてぇ♡」

おっだ

【１．降りた、２．落ちた、３．おっだ和正（小田）】 
（例）「タクシーからおっだ。りんごが木からおっだ。 空からお金が降って ・・・こね」

おっさま

【和尚様】 おしょうさま → おっさま。
お布施は何枚だぁ〜（ナンマイダァ）

おっぽろげ

【１．まぬけ、２．ぼけ】 （阿呆郎気）
ご飯食べながら、入れ歯なくなった、と言う ばばぁは、おっぽろげ

おどげでねぇ

【おどけていられない】くらいに大変。（類：ししゃますだ）
それをするための労力や金銭が負担になる事。
（例）今月、葬式三つも重なっておどげでねえ。
（例）年金だけで生活もおどけでねぇ。

おどどえな

【一昨日】
きんな、おどどえな、さぎおどどえな、さぎおどどえな、
さきざきどえな、しんどえな

おまぐらい（え）

【多飯食い】 
大飯食い → おおままぐい
（例）ギャル曽根は、おまぐらえ へなだべ 

おやぎまぎ

【親戚】親期（親の世代の血縁関係。巻き = 同族） 
 おやきやちまきの様に美味しい物ではない。親父の簾まきでもなし。

おらだ

【俺たち】（一人称でも。実在コンビニ：オーラダハウス）
（例）♪俺だぁ若いどぎゃ、石でけっつぬぐたぁ。いまじゃ年寄りでこおりゃ
（訳） 今は年を取って、栗のイガで尻を拭いてます。

おろぬく

【間引き】（卸抜く）
一番良いものを選んで残し、他を捨てること。
「おろぬがれんなよ！」

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「か」へ続く…