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おらだの共通語(五十音「こ」)
こえる
【肥える、超える、越える】
山も川も越える。関取も肥える
かあちゃんも・・・。「ないしょだよ」
こえずか
【肥え塚】
残飯捨て場。ダストコンポ。
「家の裏の畑にあんべぇ?」
こ(ぬ)がす
【1.屁理屈を言う・告がす、 2.申す】
子供がだだをこがす。屈をこがす。
※肉をこがす ← 焼きすぎ
こぎる
【小切る】
小さく切る
(例)「孫のやろこ。千円札ば、ハサミでこんまかぐ、こぎてけっだ」
(訳)「孫の男の子が、千円札をハサミで細かく切ってしまった」
こげる
【凍える】
※肉こげる ← も、焼きすぎ
(例)「寒くて、手こげだぁ。 火さぁ、あだたら、服もこげだぁ」
(訳)「寒くて、手が凍えた。火にあたったら、服も焦げてしまった」
ござてけで
【来てくれて】
御座ってくれて
(例)「なえだて遠っがえどご、ござてけで。何にもなえげんと、サル酒※でも飲むでござる」
(訳)「わざわざ遠い所訪れてくれて。 なにもありませんが、梨酒でも飲んでください」
※サル酒:山梨の実を果実酒にしたもの。サルが食べるから猿梨ともいう。
こしぇる
【作る】
こさえる
「どぉ〜れ、渋谷さぁえってベコでも飼うが・・もう、あるがぁ」
(話をこしぇる)
ごしゃぐ
【怒る】
癪にさわって怒る。
ご = 癪の接頭語(強調)
「昔は先生がよくごしゃいだげんとも、今は保護者にごしゃがれる」
ごしゃっぱ(げる・やげる・らげる)
【怒って、腹が立つ】
ごしゃぐの変化形
こずぐれる
【ひねくれている]
心が捻くれている。生き物の成長阻害・不恰好
ごだえ(い)ぷす
【足全体】
御大節。
つま先からふとももまで。
「ミニスカートからごだえぷす」
こちょばす
【くすぐる】
こそばい → こちょばゆい → こちょばい
こちょぴたい → くすぐったい
このげ
【眉毛】
おでこの毛 → この毛。
跨線橋(こせんきょう)の形から
こわえ(い)
【疲れる】
疲れて体がこわばる → こわえ。
「走んなは、お化けよりこわえなぁ」
こわぱすえ(い)
【強い】お強(こわ)しい。
食感がかたい。ぱさぱさ感。
ばぁ「んてぇ。こわぱすえ、ふかすだごだぁ」
(訳)「なんと、ぱさぱさした、赤飯だこと」
嫁 「ふかすは、こわぱすえな当たり前だべ」
(訳)「赤飯は、ぱさぱさしてるのは当たり前でしょ」
「さ」へ続く…