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ゲームづくりを自問自答

作ったゲームを遊んで貰ったとき
よく聞かれるのが
どうやって思いつくんですか?
という質問。
 
ということで
Mr.T流
広告づくりとゲームづくりの
プロセスを呟いてみたいと思います。

広告づくり編

① 事前情報のサーチ(予習)
クライアントからのオリエン前に
業界や製品、競合製品、過去の販促展開などを
事前にリサーチして軽く頭に入れておきます。
これによってオリエンを受けた際の反応が早く
その後の提案がスムーズになります。
オリエンの最中にアイデアが浮かぶくらい
インプットしておくとGOOD👍
 
② 資料読み込み(左脳へのインプット)
受けたオリエン資料や条件などを読み込み
目的・ターゲット・時期・掲出場所・
企業事情などの既成事実を
インプットしていきます。
ここは算数で言うところの「定数」であり
基本変化しない部分なので
その後出たアイデアが
適切かを測物差しになります。
 
③ 訴求方法の抽出(左脳ワーク)
商材のストロングポイントと
ターゲットのベネフィット
それらを②でインプットした情報をもとに
メインストリームを構築します。
どんな言葉で、どんなモチーフが
ターゲットに響くのかを議論します。
注意しなければならないのは
ストロングポイント=ベネフィット
とは限らない点です。
時代性や競合との差別化も忘れてはいけない!
 
④ アイデアフラッシュ(右脳ワーク)
メインストリームが決まったら
いちど左脳で構築したことをぜ〜んぶ忘れて
既成事実にとらわれない自由な発想で
ベンチマークや表現方法を検討します。
この時は②③で決めたことの枠を無視して
印象に残る「新しさ」を優先します。
 
⑤ ロジックと感性の融合
ロジック(左脳)←→ 感性(右脳)
この往復を繰り返し
②③④を内包したデザインとして視覚化します。
クライアント側「うちの商品がよく表現できてる」
ターゲット側「何これ?良さそう、気になる」
という効果を集約する必要があります。
 
ありがちなのは
③が露骨過ぎて、言えてるけどつまらないものや
⑥が先走りして、おしゃれでかっこいいけど
いったい何なのかわからないもの
 
になりがちなんですよね…
 
クリエイティブに時間がかかるのは
この両側面をほどよいバランスで
調合する難しさにあります。
 
すごく斬新だけど、
戦略に基づいた手堅い訴求になっている
ってことが大切なんですよね。
駆け足でしたが、
Mr.T流アイデア発想のプロセスでした。
 
言うはやすく行うは難し…

30年やっていても、アイデアは難しいです。
結局のところ、発案するアイデアの数と
議論を繰り返す粘り…
それを楽しめたら案外続けられるもんです。

ちなみに
写真はかなり前にボツにした
Windowを重ねていくゲーム
嫌なメッセージをどんどん積み上げて
最後に崩れたら負けという
バランスゲーム😁

嫌なメッセージが積み重なって
崩れ落ちるという
ブラックジョーク
いろいろ炎上しそうなのでお蔵入り!

次はゲームづくりを自問自答します。



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