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球速が速い投手が発達している筋肉とは?
球速の速い投手と遅い投手の筋肉の厚さの違いについて
九州共立大学,長谷川先生の報告
大学生投手を対象として、140km/h以上の投手を高速群、130km/h未満の投手を低速群として超音波を用いて全身の筋肉の厚さを比較しています。
結論投球側の脊柱起立筋・大殿筋・腓腹筋、非投球側の小胸筋・腹直筋・内腹斜筋・腹横筋・脊柱起立筋・大臀筋・大腿二頭筋が高速群が低速群よりも筋厚さが厚かったという結果になっています。これは、ウエイトを行う中でも非常に参考になるデータかと思います。基本的には投球動作において正のパワー発揮に必要な筋ですね。イメージ通り、臀筋は重要となりそうです。良い投手はユニフォーム姿で立っているだけで雰囲気があったりしますもんね。
体幹は必要なのか?
今回紹介した論文にもあるように体幹は投球側の脊柱起立筋、非投球側の腹横筋・脊柱起立筋の厚さに差が出ています。私も、体幹筋の筋厚含めた筋力や筋パワーは非常に重要であると思います。特に非投球側の内腹斜筋は体幹の回旋を司ります。つまり、トレーニングにおいて単純な真っ直ぐの腹筋ではなく様々なバリエーションをもたなければなりません。
次回は、体幹筋力の評価と・トレーニングについての1部を紹介します。
まとめ
●投球側の脊柱起立筋・大殿筋・腓腹筋
●非投球側の小胸筋・腹直筋・内腹斜筋・腹横筋・脊柱起立筋・大臀筋・大腿二頭筋が高速群が低速群よりも筋厚さが厚かったという結果になっています
●体幹筋では回旋系のトレーニングが重要な可能性が高い
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