科学的根拠に基づいた球速アップ理論〜①体組成〜
これらか球速アップと障害予防に関してシリーズで記事を小難しい研究データを一般の方向けにわかりやすく連載していきたいと思います。第1回は、体づくりの基礎知識として重要な「投球速度と体組成」に関してです。球速を速めたければ、体を大きくすることは極めて重要ですが、単純に大きくすることがいいのか?という疑問があります。まずは、身体の大きくするために必要なデータを示していきたいと思います。
人体を理解する
イチロー選手は現役時代、インタビューの中で「人体を理解すると動きやトレーニングに差が出る」とおっしゃっています。まさにその通りで、人の身体の動きや作りを理解するとトレーニングの方法に差が出てきます。つまり、トレーニングから勉強するよりもまずは身体そのものについて理解することが始まりであると言えます。
球速アップのための段階
球速を上げるためには、良く「フォームが一番」と耳にしたり、目にしたりすることがあります。もちろんフォームも大切ですがそれはあくまでも重要な一つの項目です。しかし、その前に準備することがあると思います。それは身体作りです。体つくりとは身体の機能(動き)と構造(形)であります。機能とは、筋力や可動域、瞬発力が挙げられます。構造とは身体組成として表されます。身体組成とは身長・体重・体脂肪によって計算されます。
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