インターンシップ「キャリコンサロン編集部」#68
キャリコンサロン編集部マガジン、今回のテーマは「インターンシップ」。
上記の数字を見ると、大学生の就職活動には欠かせないものになっていますね。また先の調査では、実際に「インターンシップに参加した企業で働きたいと思ったか」という質問では83.6%の学生が「その企業で働きたいと思った」と回答しているとのことです。これも重要なポイントではありますね。
一方、厚生労働省は令和5年度からの大学生のインターンシップの取り扱いについて以下のような改正を行いました。
インターンシップ等の学生のキャリア形成支援に係る取組を4つに類型化
・インターンシップと称さない
(就業体験を必須とせず、「個社・業界の情報提供等」や「教育」が目的)
タイプ1:オープンカンパニー
タイプ2:キャリア教育
・インターンシップと称して実施する
(就業体験が必須 「自身の能力の見極め」や「評価材料の取得」が目的)
タイプ3:汎用的能力・専門活用型インターンシップ
タイプ4:高度専門型インターンシップ(試行)
やや乱立気味であった「インターンシップ」の呼称を整理したという感じでしょうか。このような一文も加えられています。
タイプ1~4は学生のキャリア形成支援に係る取組であって、採用活動ではありません。
↓令和5年度から大学生等のインターンシップの取扱いが変わります(厚生労働省資料)
https://jsite.mhlw.go.jp/shizuoka-roudoukyoku/content/contents/001265743.pdf
いずれにしてもインターンシップに重要なのは、リアルな就業体験を通して、学生自身が「働く」実感を得ることや、自身の「能力」や「適性」に想い巡らせること。そしてある意味での「越境体験」を得ること、ではないかと思います。
まあ、インターンシップという言葉すらなかった時代に就職活動した人間からすると、企業側も学生側も本当に大変だなあ、と感じます。両社にとって良い機会となりますように。
今回は、このあたりで。ありがとうございました。