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カラフル

 この光景は、今に始まったことではなく、ここ三保真崎でも随分と前から当たり前の景色なのです。あまり紹介する機会がないことで、封印されたようになっていますが、行くとこに行けば、こんなシーンはタイミングさえ合えばご覧になることができます。
 では、何故?このようなシーンを売りにしないのかと言えば、これを凌駕する生物や生態が観察されるからなのです。また、環境やスキル、タイミングの話をすると他では容易く手に入(遭遇す)るこんな状況ですが、三保真崎ではその難易度が高くなってしまうので、ローリスクハイリターンが狙える生物や生態を優先させることになります。
 つまり、そのことが初心者にとってハードルが高くなる所以なのです。

ムレハタタテダイの成魚とトゲチョウチョウウオの若魚

 このカットは、本来は別の用途を考えて撮影したものですが、どれほど今が季節来遊魚に恵まれているのかを表現するに適切かと思い使ってみました。この時は、ムレハタタテダイの成魚6個体にトゲチョウチョウウオの若魚が寄り添うように泳いでいました。

ツキチョウチョウウオの成魚とトゲチョウチョウウオの若魚

 かと思えば、既に三保真崎では定番となったツキチョウチョウウオにもトゲチョウチョウウオが寄り添って泳いでいました。
単種で見ていた時には、そこまで感じなかった違和感を憶えるようになってきました。それだけ、密集してきているという表れではないでしょうか。

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