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東京都東村山市 国立ハンセン病資料館

ハンセン病はらい菌による感染症で、今では発病することがまれな病気となっています。ハンセン病問題は近代以降の間違ったハンセン病対策が原因で患者、回復者およびその家族の方々の人権が侵害され、はなはだしい偏見差別にさらされた人権問題です。具体的にはハンセン病と発病した患者さんは強制的に療養所に隔離されました。それは治療よりも隔離することが目的の対策で、療養所に入れられた方は外出を許されず職員に従わないと処罰されたりしました。また、患者さん同士が結婚する場合でも子供をもつことが許されませんでした。
戦後に治療薬が開発されてからも法律は存続し、1996年にようやく廃止となりました。国も間違ったことをすることがあり、その犠牲になるのは弱い立場の人が多い。「名誉回復」。大事なことを知りました。

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