40秒で支度しな!
前回、記事を公開するときやSNSシェアするときは、慌てずしっかりと情報を精査しましょうね、ということを書きました。
これをご覧になった方の中には、
「どんだけチェックするんだよ」
「さすがに時間かけすぎでしょ」
といった感想を持たれた方もいたのではないかと思います。まったくもって、ごもっともなご意見でございます。
スピードが優先されるケースもある
当然のことながら、クオリティよりもスピードが優先されるべきケースもあります。
例えば、事故や不祥事などにおける広報のクライシス対応。
なるべく正確な情報を出したいのはやまやまなのですが、情報精査に時間をかけすぎて発表が先延ばしになることは許されないケースです。
まずは現時点でわかっている事実を丁寧に伝える。わからないこと、調査中のことがらは正直にその旨を伝える。そして、不明な情報はいつ判明する予定なのか、次の発表はいつ行われるのかなど、メディアや、その先にいる消費者が求める情報を的確に、スピード感を持って開示していく必要があります。
もちろん、クオリティだって高いに越したことはないのですが、何よりもスピードが優先されるわかりやすい事例だと思います。
──ちなみに、上記の説明は一般論であり、どこかで聞いた話の受け売りです。僕は幸いなことに、今のところこういったケースに直面したことがありません。
結局はバランスが大事
僕の記事投稿やSNSシェアについては、今のところ、スピードが求められるケースでは全くありませんので、情報発信の初心者としては「クオリティ」を優先しています。(だからといって、クオリティが高いわけではありませんが……)
もし、文章を書くことが僕の仕事だとすると、そこには「締切」という概念が必ずついて回ることになりますので、当然ながら「スピード」を意識した進め方にせざるを得ないでしょう。
そのとき、クオリティをなるべく落とさず、いかにしてスピードアップさせるか──それは、簡単ではないですね。ひたすら鍛錬を繰り返す以外に方法はないのでしょう。
何事も、結局は「クオリティ」と「スピード」の適切なバランスが大事なのです。
さいごに
今回のタイトルは『天空の城ラピュタ』に登場する、今さら説明するのも恥ずかしいくらい有名なセリフですよね。
個人的にはあのシーンの「なにかが始まるぞ……!」というワクワク感は大好きです。僕もドーラにお尻を叩かれたら、文章を書くスピードもアップできるのかなぁ(╹╹)