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ジョブローテーションの功罪
3月もあとわずか。新しい年度が始まる時期がまたやってきました。
ウチの会社は100人に満たない小さな会社。でも取引先はありがたいことに日本有数の大企業だったりします。そんな大企業でこの時期に恒例のイベントといえば「部署異動」ですよね。育成対象の若手であれば「ジョブローテーション」と称して強制的に異動させられるケースも多いようですね。
取引先の担当者がコロコロ替わるのは正直なところちょっと困りものだったりします。なぜなら、異動の辞令っていうのは突然やってくるものらしく、新旧担当者間できちんと引き継ぎがなされていないケースが多いんですね。そしてなにより、これまで2社の担当者間、人と人で築いてきた信頼関係がほぼゼロリセットになってしまう。これは両社にとって大きな損失です。
じゃあ、なんでジョブローテーションなんてやるの? メリットはないの? という疑問が当然湧いてくるわけですが、一般的には以下のような目的で行われることが多いようです。
・人材育成を目的として、様々な職種を経験させる
・人が入れ替わることで、業務対応の属人化を防ぐ
得られるメリットとしては、
・人材の適正を把握しやすくなり、適材適所の配置が可能となる
・さまざまな業務を通して、会社の活動を幅広く知る機会となる
・接点が少ない人との交流により、コミュニケーションが増える
・長期間、同じ業務に就くことで起こるマンネリ感が解消できる
といったものがあるようです。大企業でこういった取り組みがなかなかなくならないということは、やはり実感として上記のようなメリットがあるのでしょうね。
ウチの会社は前述のとおり小さな会社で、新卒採用も実施していますが研修目的のジョブローテーション制度はありません(もちろん、必要に応じた異動はあります)。しかし、最近では社員の数も急激に増えてきており、自部署以外がどんな仕事をしているのか、何で苦労しているのかといったことがとても分かりづらくなってきています。
特に新卒入社の若者にしてみれば、最初に配属された部署が全て! 他の部署のことはよく知らない──となりがちなので、会社全体のことを幅広く知る機会として、研修を兼ねて短期間のジョブローテーションを実施してみても良いのかもしれないなぁと、最近思い始めています。決める権限ないですけど。
みなさんの会社ではいかがですか?(╹╹)