初心者らしく順調に、一歩一歩躓いてるね
4月、新年度がスタートしました。
ウチの会社でも入社式が執り行われまして、数名の新卒社員が入社しました。
希望に満ち溢れる彼らの姿を見ていると、眩しくて、羨ましくて。
あぁ、僕にもあんな頃があったんだよなぁ、と懐かしんでみたりします。
あのころの自分に言っておきたいこと
僕が彼らの年齢だったころ、とにかく僕は失敗するのを怖がっていました。
もちろん、それまでも小さな挫折はたくさんしてきたけれど、大きな、本当の意味での挫折は経験していなかったからなのかもしれません。
「石橋を叩いて渡るのは大切なことなんだ」と思い込んで実践してきたけれど、さんざん叩いた結果、けっきょく渡らないこともしばしばあったように思います。失敗するのがただ怖いだけだったんですね。
今になってみれば、失敗を経験することの意味、大切さは痛いほどよくわかります。いや、失敗の大切さくらいはさすがに昔もわかっていたのかもしれない。
そう、若い頃の失敗は、後でどうにでも取り返しがつきます。一瞬「痛い」かもしれないけど、それはきっと大怪我になるほどの痛みではない。
たぶん、そこがよくわかってなかった。一度失敗したらもう全てが一巻の終わり、くらいに捉えていたんでしょう。あぁ、なんともったいない。
あのころの自分になにか言ってやることができるなら、「もっともっと挑戦して、どんどん失敗しなさい!」って声を大にして言ってあげたいですね。
あの頃の僕なら、どうせ「はいはい」なんて聞き流すのがオチなので、本気でびっくりするくらいの大声で叫んであげたい。
新社会人の皆さんへ
キラキラした希望に満ち満ちている新社会人の皆さん。
社会人のひとりとして、今日一歩踏み出した皆さんには、どんどん挑戦して、たくさんたくさん躓いて欲しいなって心から思います。
躓いた君たちをフォローするのが僕たち年配者の仕事だから。
どうか僕らに仕事をください(╹╹)
<今回の名言>
初心者らしく順調に、一歩一歩躓いてるね──
『響け!ユーフォニアム』より
──田中あすか