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雪女と蟹を食う【感想】

雪女と蟹を食う ドラマ化もしてたけど漫画の方の感想です
以下ネタバレあり 


痴漢の冤罪で自殺を図ろうとした北(※仮名)と小説家の妻の彩女 
彩女の家に北が強盗に入ったところからストーリーが始まります 

犯罪者の北と裕福な人妻の彩女が北海道まで蟹を食べに二人旅に出る…という話です 
それだけの説明だとギャグみたいだけど、まるで純文学を読んでるようなストーリーなんですよ 
純文学読んだ事ねぇけど…(^ω^;);););) 
でもほんと例えるなら太宰治とか芥川龍之介みたいな感じ?(知らんけど…) 

ただ蟹を食いに行くんじゃなくて、人生の最後に蟹を食ってから死のう…ということで 
最初は北さんが蟹食ったら死ぬ、というのを聞いた彩女さんが一緒に蟹を食いに行くだけかと思ったら、実は彩女さんも最後に死のうとしてたと 

しかし二人旅をしてる中で北さんは色々な体験をし(彩女さんとはぐれて迷子になったり)、そんな中で彩女さんと一緒に死ぬのではなく一緒に生きようと考えが変わっていく 


最終的にはハッピーエンドで終わるので暖かい気持ちになれます(北さんの本名を知った彩女さんがあったかい名前と言っている) 

青年誌の漫画なので濡場もあるんだけどちゃんと意味がある表現で、それも含めてすごくよくまとまった話だな…と思います 
ただのエロではなく芸術的という感じ 

北海道で北さんが迷子になったときに知り合ったマリアもすごくいい子で… 
最終話でマリアに絵葉書を贈ってたところはマジで泣ける 

ちなみに続編があって、北さんと彩女さんが夫婦になって北さんの実家(沖縄)に行く話もあります 
彩女さんほんとに色っぽくて知的でステキな女性なんだけど可愛さも兼ね備えてるwww 
北さんとの新婚旅行(沖縄編)もとてもいい話なのでおすすめです 


ところで、ドラマの方はどんな感じなんでしょうかね 
キャスト見た時点で「コレジャナイ…」と思って見てないので(-ω-;) 


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マンドラ
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