星の銀貨
りんごろうそくが終わると、どうしてもブルーとイエローを描かないわけにはいかない、季節の気分がもう、そうなのです。
こまっているひとに、もっているものを差し出し続ける少女は、さいごに森のなかで肌着までも、別の子にあげてしまいます。
「暗い夜だもの。だれにも見られやしないわ」
すると、もっと上等なリンネルの肌着に包まれて、そらからふってくる星の銀貨をたくさんうけとり幸せにくらす、、、
そんな不思議をむらさきで感じてみました。
どこでいろを終わりにするのか、夢中になってしまうと、やめどきが難しいときもありますが、たいがいはその子なりの「ここでやめよう」という決心がたちあがる瞬間があるように思います。
みずと一緒に創りあげるような技法のこの水彩は、乾くとまたあたらしい表情を見せてくれます。そこが不思議で奥深くもあって。
子どもたちにとって、いろを味わい、いろになる、描いているじかんこそがいちばんの
宝ものになるといいなと思っています。
フォルメン線描は九九を動いて、糸掛けの作品もひとつ。
(手が早い子はあっという間にたくさん掛けていましたが)
さいごに先月描いたきらきらツリーをアドヴェントカレンダーにしてみました。
冬をゆっくり楽しむことができますように。
お日さまのお誕生を喜びを持って迎えることができますように。
数日後に控えた発酵カフェの練習も兼ねたクリスマスギフトティーと冬いちごのマフィンをおやつにできたことが、実はかなりうれしかった私でした。