ぴったりはまると気持ちがいい! 【山﨑美津江さんの “家の整理は心の整理”】
みなさんはジグソーパズルをするとき、どこからはじめますか? 多くの人は、四隅や周りなど、「もうここしかない」というピースからはめていきますよね。
バタバタと忙しくしていて、優先順位が決められないときは、わかりやすいところから進めて、少しずつ完成を目指していく、このジグソーパズル方式がおすすめです。
そうじや片づけも同じように考えてはどうでしょう。ひき出しの中や細かい場所からはじめるより、「食卓にものを置かずに平らにする」と決めてスタートする方が、効率よく部屋をすっきりさせることができます。
苦手な家事にとりかかるときも、「手前から」「手元から」「一歩だけ先を」と狭い範囲に狙いを定めて向き合います。
決めたことを3日続ける
3日前に何をしていたかを覚えていますか? 昨日の夜ごはんのことも忘れてしまう私は、すぐには思い出せません。3日= 72 時間は、案外長いのです。
床にものを置かないと決めて、3日続けばたいしたもの! 何となく「これはいいぞ」と思えたら、美意識が育っているということ。散らかっていれば、心地悪さが生まれるはずです。
やってみてうまくいかなかったら、迷ったパズルのピースを後回しにしておくように、少しの間放っておいて、次の機会がめぐって来るのを待ってみたらいいのかな、と思います。
ジグソーパズルのピースをあれこれ試しながら、ピチッとはまったときの快感はたまりません! 生活もジグソーパズルが少しずつ絵になっていくように、目標が決まっていくとうれしいですよね。
〈コツコツと記録する〉
〈きれいをキープ〉
〈ホッとひと息〉
〈血の巡りをよくする〉
出典:『かぞくのじかん』(休刊中)2021 冬 Vol.54