「手と手」に込めた意味について by yuki
【手と手日記 vol.14】
こんにちはー!最近出張続きで飛行機移動が多く身体がバキバキのYukiです!
気づけばチケット購入の締め切りまで一週間となりました!お手続きがまだの方はぜひお早めにお願いします🙏✨
さて、ちょっと久しぶりの日記更新ですが、そもそも「手と手」という言葉が名前についているこのプロジェクト、ペアダンスの方は直接手を繋ぐのでわかりやすいのですが、教育の方はどう関係があるの??って思ってる方もいるんじゃないかなと思います。
というわけで今日は、私たちがこのプロジェクトの名前に込めた意味についてちょっとお話ししたいと思います!
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私が先生になったワケ
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私は2015年4月〜2018年3月まで、Teach For JapanというNPOが運営しているプログラムの3期生として、奈良県内のとある小学校で教員をしていました。
もともと大学卒業後は新卒で商社に勤めていたのですが、社会人3年目くらいから教育に興味が出てきて、4年目に入り退職。そこから通信制大学で教員免許を取得して先生になりました。
(その経緯については四年ほど前にanother life.さんに記事にしていただいているのでもしよければ→ https://an-life.jp/article/650 )
私が学校の先生になろうと思った理由のうちの一つに、「子どもが学校にいる間にもっともっと色んな大人と出会い、様々な生き方に触れる機会をつくりたい」というものがありました。
そのため、奈良の小学校で担任をしていたときは、できる限り子どもたちと外の大人を繋ぎたいと思ってあれこれ取り組んでいました。
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多様な生き方の大人と出会える教室
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例えば、算数の教科書の折れ線グラフの単元で「シドニーと日本の気温の移り変わりを比べてみよう」というものがあったときに「シドニーってどこ?」という子どもたちの反応を見て、「これはシドニーの人と繋ぐチャンスだ!」と思いシドニーに駐在している友人にお願いしてSkypeで繋いでインタビューさせてもらったり、
体育のサッカーの時には、地元のフットサル選手に来てもらって、人生のストーリーをお話ししてもらい、そのあと一緒に体育の授業に取り組んで身体を動かす楽しさを体験したり、
国語で暮らしの中の和と洋を比べる単元に取り組んだ時はロンドンに住む人にイギリスの文化についてのインタビューをしてみたり、
情報の授業ではエンジニアさんと一緒にロボットを動かしてみたり、
奈良の文化を学習するときには柿の葉ずしをつくっている企業の社長さんにきて頂いたりと、、、
何かにつけて大人と関われる機会を作りたいと思ってあれこれやってみていました。
その学校での最後の年の3学期にやったのは、地元で活躍する大人のみなさん9名に来ていただいて、一緒に街の未来と自分の将来について考えるワークショップ型の授業を行いました。
他にもSkype交流だったり、実際教室に来てくれたり、ビデオメッセージを送ってくれたりと、本当にたくさんの大人たちが協力してくれました。
Zabuくんも来てくれてます^^
この時はまだお付き合いはしてませんでしたが、一緒に運動会のソーラン節の演舞を創作し、子どもたちにダンスを教えるため何度も奈良まで来てくれました。
ちなみにプロのダンサーさんと触れ合ったことで子どもたちのダンス熱に火がつき、その後地域でダンスクラブを立ち上げるまでに至りました。笑
これについては私たちの馴れ初めにも関わるのでまたの機会に書きたいなと思っています!^^
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学校の先生は頼るのが苦手
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これら経験からわかったことのひとつは、
「子どもや学校と関わりたいと思っている大人って、意外とたくさんいる。」
ということです。
最初はこういった取り組みをすることに対して
「こんなことしていいのかな」
「他の先生から、新人が何やってんだと思われないかな」
「みんなに無理やり協力させてしまっていないかな」
などと、色々考えてしまっていました。
でもやってみると、明らかに子どもたちからポジティブな反応が返ってきたし、わたし自身もとても楽しかったです。また、関わってくれた大人たちもみんな私が思うよりずっと楽しんでくれました。
そうしているうちに、「先生はなんでも自分でやらなきゃいけない」というなぞの呪縛から、徐々に解放されていきました。
とっても嬉しかったことがあります。
とある遠足で、ひたすら森林を散策するというものがあったのですが、その時に当時一緒に学年を組んでいた主任の先生が、知らないあいだに森林管理局に電話をかけ、自然のことにめちゃ詳しいボランティアの方(通称「森のプロさん」)を遠足に3人も呼んでくれていました。
その先生は、
「いけっち(当時なぜかその先生は私をこう呼んでいた)がいろんな外の大人に頼っているところを隣で見ていて、自分もやってみようと思った」
と後になってから言っていました。
遠足は結果として子どもたちの好奇心に火がつき、森を散策している間中、森のプロさんたちは引っ張りだこ。プロさんたちも子どもたちもとてもイキイキとした表情をしていました。
これは、自分たち学校の先生だけで引率していたら起こり得なかったことです。
学校の先生って真面目でなんでも自分でやろうと頑張れる人が多いんです。
それ自体はとてもすごいことだしリスペクトしています。ただ一方で学校がどんどん閉じてしまうことにつながりかねないわけです。
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学校の壁を越え、手と手をとりあう世界
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話が長くなってしまいましたが、何が言いたいかというと、こういった経験を経て、今思っていることは、学校の中で、もっともっといろんなものがごちゃ混ぜになったらいいなということです!!
私がやっていたことは、あくまで「“先生”が“外部の大人”を呼んでくる」ということでした。(もちろんそれを否定するわけでは全くありません。)
でもでも、もっともっと自然に、当たり前に、学校という場所をハブとして人と人が繋がり学びあえるようになっていったら素敵だなと思うわけです。
先生もそうじゃない人も、学校・家庭・地域・企業など…いろんな壁を越えて、みんなで「手と手を取り合って」子どもたちを育む世界、さらには大人も子どもも共に学び合う世界になったらいいなと。
(そんな学校のイメージを絵にしてみました!)
そういうわけで、私自身は全国を周りながら、こういう想いを共有できる人たちとたくさん繋がっていけたらいいなと思っています。
これが私が伝えたかった「手と手」の話しです。
ちょっと無理やり感がありますかね…笑
少しでも伝わっていれば幸いです。。
長くなりすぎて反省。
ほなまたね
Yuki
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