フリーランスチームの力で小さな離島を変革できるのか? #研究報告書
◆実験の目的と背景
離島DXということで、福岡市にある離島・能古島を変革できるのか?といった企画です。
(「新しい働き方LAB」が開催する「研究員制度」の一環として実施されています)
コロナの影響で観光客が減少した離島を魅力の再発掘や再発信によって地方創生を行うのが目的です。
◆検証したいと思っていたこと
「フリーランスチームの力で小さな離島を変革できるのか?」
◆研究活動の概要
様々な経験、スキル、完成を持つフリーランスでリームを組み、能古島の方々とともに、新しい観光プランをつくる。
今回、私は「メンバー」として参画しました。
「リーダー」が検討した施策に基づき、それを実現する実行部隊のようなイメージです。
システムエンジニアなのですが、このプロジェクトでは基本的には肉体労働で参加しました。
なぜ離島DXなのに肉体労働なのか?ですが、DXといえど相手をするのは人です。能古島という離島に住んでいる島民との協力が不可欠で、そのための信頼関係を作る役割としてビーチクリーンなどで肉体労働に勤しみました!
◆結論と根拠・気づき
個人的な感覚ですが、フリーランスが全力で「楽しみながら」取り組むことで改革はできたと思っています。
プロジェクトに参加しているメンバーの熱量もすごく、熱量が高いメンバー同士のシナジーってとてつもないエネルギーになると思っています。
それを証明する事柄としてプロジェクトでクラウドファンディングを行ったのですが、開始1時間もしないうちに目標を達成するという快挙を成し遂げました!!
また、肉体労働が功を奏したのかキャンプ村の責任者の方に覚えていただくこともでき、能古島のアイランドパーク内のDXアドバイスとしての実績を作ることもできました。
まだ各ツールは無料プランの枠内で使用しており、どれだけの効果がでたのかはこのプロジェクトが終わってもモニタリングしていこうかなと思っています。
◆研究に関する考察・これから
フリーランスはコミュニティによって成長すると思っています。
今回は能古島という舞台にたくさんのフリーランスが集まり、自らのスキルを惜しむことなく発揮したことで、能古島に多少の活気が戻ってきたのではないか?と思っています。
少なくとも関係人口を増やすということにおいては、プロジェクトに参加したメンバーはもれなく関係人口としてカウントされますし、プロジェクトとして開催したイベントへの参加者も「能古島っていいね!」というコメントを頂くなど、とてもいい結果が得られました。
私も普段からDXに関する仕事をしていますが、クライアントとの信頼関係づくりという点でとても勉強になりました。
また、このプロジェクトで様々な人と出会うことができ、これからの人生にいける財産になる出会いも多かったと思います。
◆全体振り返り
離島DXのプロジェクト自体は一旦終わりになりますが、また別の形でプロジェクトメンバーと一緒に何かに全力で取り組めるものがあれば、是非とも飛び込みたいと思います。