漫画の持ち込みをした話
この漫画を、はちみつコミックエッセイ編集部さんのオンライン持ち込みに出してみました。
頂いた言葉
・線に味がある。あまり他にはない、唯一無二な感じの雰囲気
・主人公以外のキャラや、本物語以外の背景や人物像を描くともっと物語に深みが出る(ちょっと急展開に感じる部分あり)
・女性=子どもを産むのような表現は慎重に
・シンプルでも、書き込んだ線でも狙った読者に届けばヒットする
(どのような形でどんな人に届くものにしたいか?)
(シンプルな方が難しくはないし時間もかからない)
(画力をごまかす、という意味でそっちに持っていくのも手)
・コミックエッセイ、というかはちみつさんが一番大切にしていることは「共感性の有無」
・男だからとか女だからとかで卑屈になるのは勿体ないから今出来る事をやっていこうぜ!という面での共感あり
・ファンタジーでさえなければ、コミックエッセイと創作の境目は曖昧
体験を「元にした」物語でも全然良い
(リアリティがあって、共感性が高いもの)
・走り書きで描いた「人生の荷物」のツイート漫画がバズっている(Twitterアカウントからこちらも見て頂けて嬉しいです)ことから「あれは言葉の選び方が良かった。無駄を省いて本質だけを描けている。書き込まないシンプルなものでも、読み手には届く」「そこに+αする力があれば一冊の本になる」
その、私の今までで一番バズったツイートはこれ。
https://twitter.com/mizutanias/status/1416322199057666049?s=20
・伝えたい言葉に「肉付けする力」を鍛えるのが良いかも
・今から画力をプロの人に見劣らないところまで伸ばすことより、考えた事を形にしてとりあえず出す訓練をする方が良いかも
メモしながらzoomしてたので、画面をあまり見てなくて申し訳なかったですが、めっちゃメモしたのがこちらでした。
オンライン持ち込みというものに興味がある方の参考になれば。
はちみつコミックエッセイ編集部の皆様、とても参考になるお話をいただきありがとうございました!
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漫画を描こう!となって数年、色んな漫画を描いてみて迷走しまくっているところですが…
面白い漫画とは何ぞや?を勉強すればするほど、なんだか自分が違う方向に向かっているような気がしてならなくて、でもじゃあどうしたらいいか?というのも見えなくて。
とりあえずやれることはやってみよう!ということで、今回『持ち込み』というものを初めてやってみました。
Zoomというものが私はとにかく苦手で…視点をどこに置いたらいいかもわかんないし、自分が目の前に映ってるというのもめちゃくちゃ気持ち悪いんですよね。
うわー自分こんな顔してんのかよとか、別な方に思考が飛んでしまってほんと嫌。
そして会話の相槌や、自分が喋るタイミングが実際の対話より掴みづらい気がするんだけどこれは何回もやったら慣れるのでしょうか…。
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それはそれとして、上手い漫画を読めば読むほど自分の絵も構図も物語もダメダメな気がしてしまって悲しくなっていたのですけど。
Twitterでバズったものからいただいたアドバイス聞いて、なんかこう、少しわかったような…
構図とか画力に気を取られるのを、今ちょっとやめた方がいいかな?と思いました。
若い頃からずっと絵を描いて積み重ねた人にそっちで挑んで「自分下手くそやぁ」って落ち込んでても仕方ないですもんねぇ。そもそも多分、挑むところじゃないですよねぇ。
そしてほんと、育児の合間って時間がないから書き込みが少ない方が多分沢山数をこなせるので…。
「味がある」ところだけ上手に残せば、自分も楽できて、必要な物語を伝えられるから一番いいのかなとか。
私が長年ずっとやっていたのは、どちらかというと絵より文章で、文章だけだとどうしても伝わりづらいものに絵を付けたらどうか?が漫画を描き始めたきっかけ。
よりよくしようとおもって漫画の動画や勉強会に参加して、画力を上げようとしてみたりコマ割りのやり方勉強したりしてみたけど一番最初の原点に一旦戻ってみてもいいのかもなぁと思ったのでした。
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その後友人に会う時間があって、今回のお話をしてて
「そういう漫画を描いて最終的にどうなりたいの?」って聞かれて
「自分の漫画で少しでも社会の”あたりまえ”の価値観を変えて、子どもたちの未来を明るくしたい」
…なんて、作ったような、バカみたいにカッコいい言葉が口から出てきて言った後に恥ずかしくなったんですけど。
でも自分がやりたいことがそっちなら、画力より伝える力の方に力を入れた方がいいような気がしています。
もしかして根っこは一緒かもしれないけれど。
創作者としてヒットしたい人と、目指すゴールがちょっと違うような気がするから…
一般的な漫画の勉強は自分を混乱させるだけなのかもしれないと思った一日。
でもインスタで連載描き始めちゃったな…
途中で突然大胆に絵柄変えちゃおうかしら…。