自閉日記の連載を再開しました
個人的に自分のやれるペースで少しずつ連載している「自閉日記」シリーズの連載を再開しました。どれぐらい休んでたかな。半年ぐらいでしょうか。
何でずっと連載が止まっていたかというと…
良い反応が全然届かなくなっていたからです。SNSで連載して、自分で電子書籍にまとめているだけなので自己満足の世界で連載しているものではあるけれど、誰からも反応がないところで続けるというのはしんどいものがあるのですよね。
(それでも3年ぐらい続けていたんだよ)
▼4巻末尾の描き下ろし部分
電子書籍のレビューは続ける力になります。
もし少しでも助かったと感じられるものがあったならば、高評価のレビューを頂けることが今後も描いていく力になります。
作品づくりをしていると、ポジティブな意見だけでなくネガティブな意見もしばしば届きます。特にSNSでは顕著にそれが直接ぶつけられてきます。
自閉日記に関しては「間違っている」という指摘が一番多いです。
ということで、最近既刊の方にこちらの画像を追加しました。
人と人が一緒にいてすべての価値観が一致するということはまずありません。
考え方、人との接し方、自分が持つ特性との過ごし方…
自分の作品からなにかご自身の人生に使えそうなものがあれば、どうぞ、それだけを拾っていってください。
間違っていると感じられるものもあるかもしれませんが、私の人生の中で得られて良かったと感じたものを少しずつまとめているのがこの作品です。
「空の色」で作品の見方を例えてみます。
空の色、と言われてパッと思い浮かぶのは青系の色でしょうか。
でも空はいつでも青いとは限りません。
白っぽい空やグレーの重たい空、朝焼け夕焼けの赤い空、黄昏どきの紫かかった空、夜の闇の空…
私が赤い空の作品を描いたとき
「空は青いものだ。この絵は間違っている」と
作者にわざわざ言いに来る人がいます。
「赤い空は空ではない。青に塗り直せ」
「空はいつでも赤いものだと勘違いする人が出たら困るから”青いときもあります”という注釈を入れろ」
というような意見を押し付けられるときもあります。
空の例えはちょっと極端ですが、そうやって作品を読んで「間違っていると感じた部分」について強い言葉をぶつけてくる人・自分の思い通りに正したい人というのは一定数出てくるのです。
私は、私の見えた世界や感じた世界、自分が得た知識を描いています。
誰かにとってそれが間違いに見えたとしても、私にとってはそれが自分の見えた世界です。
否定的な意見ほど、受け手の心には強く大きく届きます。
応援の声も、感謝の声も、喜びの声も聞こえない中で批判の声だけが届くとき、続けて描きたい気持ちは簡単に折れてしまいます。
なのでそれをかき消すぐらいポジティブなご意見を届けて頂けることこそが、この作品づくりの継続に繋がっていきます。
ちなみに4巻のレビューが増えていたことが、連載再開のきっかけでした。
基本的に「自閉日記」のシリーズは無料でSNS公開し、無料で読める電子書籍にまとめるかたちを取っています。
これは、困っている人が少しでも気軽に読めるように…という思いによるものです。
読んで少しでも、あなたの時間に良き変化が訪れたならその反応を届けて下さい。
レビューでもいいし、★をつけるだけでもいい。
SNSのコメントでもいいし、誰かに広めていただけても、嬉しいです。
無料電子書籍はダウンロードして読んでもらうことによって僅かながらでも私の方に収益が入ります。読み手の方は私に直接お金を出さなくていい仕組みにしているので、その分、反応してほしいのです。
それが途絶えると、多分この連載は簡単に止まってしまうと思います。
『求めてくれている人がいる』ということこそが、この作品の推進力です。どうぞよろしくお願いいたします。
今月、久々に新作を公開しました。
家庭での支援、試行錯誤編です。
数年前は色々試していたけど、ここ最近はあまり支援とかガツガツやってないなぁ…それだけ、あまり困らなくなったというのもあるのですが。ありがたいです。
…ということで、支援内容第一弾として「感情カードの作成」編を描きました。
このシリーズ、物凄く反応が良くて。
そうか…思ったよりこの「感情の自覚」が上手に出来ていない当事者さん・お子さんって多いのかなと思いました。
ちなみに私が読んでる類語辞典はこちら。(増補改訂されております)
今回の漫画を「感情カード」のイラストとセットにしてXやインスタに上げたところ、印刷出来るようなデータがほしい…とのお声が結構集まっております。
一回セブンプリントにデータ置いといたんだけど、期限があるので間に合わなかった方も多く。そんなマメにセブンプリントに上げてられないので、印刷用のPDFデータを近々noteで上げる予定です。
もし誰かに渡したいなどありましたらそのデータを印刷してお渡し下さい。
印刷して使ってみて下さった方の反応。
私としてはこういうのが最高にうれしいのです。
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基本的に自閉日記シリーズは必要としている人の元に届いて欲しいので、作品を印刷して渡していただくこと自体は構わないのですが…どうせなら既刊の自閉日記シリーズや自分の日頃の発信についても知ってもらえるかたちにしたいと考えています。
とりあえず、自閉日記再開に当たって色々思っていたことを書かせて頂きました。
データは、近々追って上げます。
よろしくお願いいたします。
サポートいただけたらそれも創作に活かしていきますので、活動の応援としてぽちりとお気軽にサポート頂けたら嬉しいです。