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こころのもつれをときほぐす⑤

母との心の中でもつれていたものを解きほぐすことができたのが前回までのお話。

今回は、それに伴う子どもとの関係について、です。
も~~、カウンセリング受けてから1ヶ月以上経ってしまった。。
あれこれ他にも吐き出したいことが多すぎて、9月10月は脳みそアウトプット不足のお疲れモードでした。
11月は少しゆっくりできたらいいな…。

と思いながらも、10月講座も色々描きたいことがある。
いくつかは書けたらいいのですが。

ということで、続きです。

母とのイメージは「半透明な布のようなもの」で、繋がっているというよりは一緒に隠れているような感じでした。

でも子どもとのイメージは結構がっちりした、綱引きで使うロープのちょっと細いやつみたいなかんじ。
このロープの向こう側にいる子ども、物凄い必死の形相なのが見えました。絶対これは離さないぞ、という強い意志を感じます。イメージなのに。


ここで私は初めて
「ああ、私は子どもに束縛されている」って無意識で思っちゃってるから、こういうイメージになったんだな…と漠然と思いました。

でも実際、そうだしな…と妙に納得したところもあります。
深層心理でまで「縛られてる」気持ちだったんですね。

これ、ほんと、そこに本人がいるんじゃないかレベルでハッキリそこに存在を感じましたね。

「めっちゃ笑ってるじゃん」って思って思わず笑っちゃいました。
私は子どもと"遊ぶ"ことがあまり上手ではありません。基本的には遊び担当は夫です。だから、この縄跳びみたいにくるくる回す動きを見たとたん
「え!おかあさんが遊んでくれるの!!」みたいな顔になって。
ふたりとも、オモチャを持った飼い主見つけた子犬みたいにキラキラしてその縄を一緒に回してくれました。かわいい。

「もしこのロープを離したら?」

「お母さんは死ぬ」

そう言ってイメージの子どもたちは持っていたロープを改めて固く握り直しました。
多分私側のロープを縛っていたのも、子どもたちのその意識からくるんだろうなと思ったり。離されたら困るから縛ったんだろうな。

東京に行くまでの数日間、毎日毎日「あと何日でおかあさんとお話できるのは最後…」とか言ってくる次女。なんかあんまり言われると本当に自分は東京に行く旅路で死ぬんじゃないかという気がしてきます。
言霊ってのもあるし、ホントやめてくれとお願いしても「離れたら死ぬ」ってもうそればっかり言う。次女が真顔で何度も言うもんだから、これ、予言だったらどうしよう、何か見えてるんじゃないのかこのコ…って不安が高まり…講座キャンセルしようか迷うレベルでした。

長女は「お母さんを応援したいから頑張って我慢する」と言ってくれていたけど、飛行機の座席で死にやすい座席と生き残りやすい座席について説明を始めたうえで座席の位置確認を求めたりして。

「もし座席が前の方だったら、死ぬかもしれないね…」

だからなんで事故に遭う前提なんだよ!!

(お陰で飛行機怖くて仕方なかった。東京で着陸したとき泣きそうでした。落ちなかった!生きてる!ってなった)


「お母さんはいつ死ぬの?」という質問、長女からはほぼされたことはないですが、次女はちょっとことばが達者になってきた頃から定期的に聞かれているような気がします。3歳ぐらいだろうか。

ちなみに夫も聞かれてます。「こないだ読んだ絵本で"死ななくなるくすり"があったでしょ?ねぇ、お父さん、それ飲んどきな」って真顔で言われたというエピソードには、かわいい反面、どんだけ心配性やねんという気持ちもありました。

しかし「人はいつか死ぬものだよ」と私は次女に対して常に現実を説明し続けてきました。その度に「お母さんは私が死ぬまで死んじゃだめだ」と次女は泣くのでした。

いやいや、娘より母親の方が長生きすることはそうそうないのだよ。と、それでも非常な現実を話す母。まっすぐすぎる人です。

そんな私に、矢野先生が指示したことは…


基本的に嘘がつけない質です。だから、実はサンタさんを演じるのも辛くて仕方ない。夢を壊さないように頑張って嘘ついてる。
毎年バラしたいっていう衝動と戦っています。

今回も、自分の深層心理と対話するようなカウンセリングで「嘘をつく」なんておかしいじゃないかとすごくモヤモヤました。
でも、「絶対に死なない」が真実ではないことぐらい、矢野先生だって知っているはずです。きっと、これを言うことが大切なんだろうな…とちょっと腑に落ちない気持ちで「お母さんは絶対に死なないよ」と子どもたちに伝えました。

この、子育てする中での『嘘』の大切さ。
この段階ではまだ全然気づけていませんでしたが、カウンセリングの中で私が娘たちと接する上での大切な気づきはここだったのです。

続きます。次で終わらせる予定!!!



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水谷アス
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