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わたしのレッスンノート*張力*

・今回のおはなし

ご無沙汰していました。回復しました☆
(つぶやきへの♡やコメントに感謝)

巣ごもり期間に本を読んでいます。

今回はアレクサンダー・テクニークではありませんが、大切なこととしてシェア。

著者のメアリー・ボンド氏は、ストラクチュアル・インテグレーション(ロルフィング)の創始者であるアイダ・ロルフ博士から、直接学んだ数少ないプラクティショナーの一人です。

動くための設計
これまでの考え方では、ブロックを重ねるように、身体のかたまりを積み重ねたものが理想的な身体のアライメントとされてきました。重心軸が中心を通るように、ブロックを縦一列に並べて、骨格に頼って重さを支える、という考え方です。
しかし、この考え方には問題があります。重ねたブロックでは動けないのです。そこで先見の明に優れたエンジニア、バックミンスター・フラーによる洞察を拝借し、身体に備わった流動性に沿った考え方をしてみましょう。フラーは、ジオデシックドームという、史上最も軽く、最も強く、最も経済的な建築物を考察したことでその名を知られています。柔軟な素材を使い、圧縮力(コンプレッション)ではなく張力(テンション)を利用して構造を支えるこの設計システムを、フラーはテンセグリティーと名付けました。

フラーのアイデアを身体にあてはめて考えると、私たちを直立させているのは、骨の圧縮力ではなく、軟部組織の張力であることが分かってきます。骨は、圧縮に抵抗するための梁というより、むしろ液体的な組織の海に浮かぶ、身体の中のスペーサーだと言えるでしょう。結合組織はその長さと張力で骨の位置の変化に適応し、動きに応じて重力を体の中に分散させます。

「感じる力でからだが変わる…」  メアリー・ボンドより引用


なるほどなあ〜

安定感を求めて、からだを固めることは
安定にはつながらない。

わたしたちのからだは
動くための設計がされていて

不安定のなかの安定にあるから。

わたしは以前、どこかを留めることで
安定をはかろうとしていたなあ。

ゆらぎの中でこそ、
安定をはかっているのに。

つい、位置にもとらわれそうになるな。

それは、わたしが
普段、主に骨格を意識していて、
骨に骨をのせることも大切としていることへもつながります。

これはカンタンな動きには
助けとなりますが、
フクザツな動きをしたときには

部分に違和感を伴うこともあって、
どうしたもんかなと感じていました。

どれが正解かはありません

そう。何でも正しさを求めすぎると
いい方向へとは行かないもので

わたしは張力(テンション)をも
つまりは“筋膜”も含めて、過ごしてみよう。


*本書には感覚的で動的な
エクササイズも組み立てられています。


じっけん、じっせん

2022/9/24/mayumi@kyoto

ひつようなひとにもとどきますように  :)



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