君の匂い。
遠距離(中距離?)恋愛中は、君が帰ったあと、君が抱きしめていたクッションに顔をうずめるのがお決まりだった。
たしかに君がここにいてくれた。かすかに残る匂いすら、私を満たしてくれた。
今朝、ドライヤーをかけていると、バスタオルからも髪の毛からも君の匂いがすることに気づいた。
当たり前だ。同じ洗剤で洗濯して、同じシャンプーを使っているんだもん。
私の家にはない君の匂いにときめいていたあの日も、二人の家で同じ匂いに包まれている今日も、君が好き。
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