身体よりも成績
中学生活初めての定期テストは散々な結果に終わった。
本当に目も当てられなかった。
塾に通いたいと懇願し、そこから私とパパとママは受け入れてくれそうな塾を片っ端から探した。
塾に求める条件は3つ
①個別指導であること
②体調不良で休んだ時のために振替ができること
③送迎バスがあること
だった
何ヶ所か説明を聞きに行ったり、こちらの説明をしたりもしたが、何かあった時の責任の所在を理由に断られたりもした。
ようやく見つけたのは大手某個別指導塾だった。
週に2日、バスで通った
通ったものの、なかなか成績は上がらず身体に負担をかけただけだった。
約1年で塾を辞めた。
勉強に四苦八苦しながらも迎えたのは中学生活初めての体育大会だった。
もちろん、中学の体育の授業もほぼ見学
小学校時代と変わったことといえば、見学でも体操服に着替えることだけ。
でも、中学の成績の付け方はかなり厳しい
実技が全く出来ないとほぼ、通知表は1に近い2
マズいと思い、二学期からはできそうな実技を必死に探してみんなに混じって実技もやった
サッカー、テニス、バレーボールにバスケ
絶対やっちゃダメなのに、成績のためと腹を括ってやった。
極めつけはプールの授業だった。
フローランの傷を防水テープでバチバチに保護して、使わないけど一応買っておいた水着に着替えて、輸液ポンプを家か持ってきたビニール袋に入れてポリバケツに入れて
手の空いた先生に頭を下げて一緒にブールに入ってもらい、バケツを持ってもらった。
大きなプールを二つに分けてもらって片方を私の貸切にして、ひたすら泳いだ
この頃、身体よりも成績という考え方が私の中にはあった。
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