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アラフォー母の一次面接

ついに終わった一次面接。
就活はご縁なのでどうなるかは分からないけど、いい感じに終えられたのでまずは自分を褒めたい気持ち。頑張ったね。

今回の面接に向けて、まず準備したのはジャケット。
なにしろ私は自由な職場(夏になると半袖×短パン×ビーサン、というメンズが社内を闊歩していたレベル)に勤めていたので、ジャケットどころか襟付きのシャツすら持っていない。母業のために用意したツイードのセットアップはあるが、まさかそんな格好で面接の場に出向くわけにはいかぬ。
そこで私は、ルミネの10%OFFキャンペーンを隠れ蓑にしつつ、tomorrowlandでとても素敵なジャケットを入手したのだった。

ちなみに面接はオンラインで行われたので、ジャケットがチラ見えしたのは胸から上の範囲のみ。とは言え着ていることが大切な訳で、素敵なジャケットは私に自信を与えてくれたし、今後の面接でもきっと役立つだろうから買って良かったと思っている。

肝心の面接はつつがなく、心臓が口から出そうなぐらい緊張したわりにきちんとこなすことが出来て、ホッとした。
特に私の職務経歴はなかなかの長さがあるのだが、その辺りもきちんと説明出来たと思うし、深掘り質問も先方から出たので悪くない面接だったと思う。

面接を受ける前、私はややネガティブになっていた。ややというか、面接を辞退しようか悩むレベルのネガティブさ。

家と会社の距離を理由に面接を断ろうかと夫に相談したり、私には向いていないんじゃないかと憂鬱な気持ちになったり。

今考えてみると完全に現状維持バイアスが働いていたと思う。アラフォー×子持ちというハードルを越えて面接に呼んでくれたというのに断ろうとするなんて。

面接を受けてみて、私にはまだニーズがあると思うことができた。退職勧奨によって自己肯定感を失った私にとって、これは大きなことだった。

逃げずに立ち向かったことによって挫けた心も持ち直すことが出来たし、面接に向けて自己分析を繰り返すことで自分のキャリアを客観的に見ることもできた。エージェントの人もお付き合い下さって、プロの目からの意見がもらえたのも自信につながった。

そして面接で、先方から「素晴らしいキャリア」という言葉を頂き、そうだ、私はここまで本当に頑張ってきたんだったと、思い出すことができた。

私は仕事を失った。だけど私自身は失われていない。

素敵なジャケットも手に入れたことだし、もうちょっと足掻いてみようと思う。

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