去年12月、武蔵野市の市立小学校で、高学年の男子児童が学習用のタブレットを教室に置き、女子児童の着替えを盗撮していたとのことです。
さらにその画像や動画を児童の間で共有していたそうです。
みんなの声
まとめ
一般的な問題の解決手法として、誰が原因なのか、誰が悪いのかを考えることがあります。今回の場合は、男子児童、児童の保護者、学校の教諭、教育委員会、文科省等が挙げられます。
しかし、私はそういった原因究明は重要ではないと考えます。近年IT化が進み急速な変化への対応が必要となっています。ITに関するモラル、ITに関するセキュリティの知識を大人も子供も教育が必要です。教育関係の組織もそうですし、現状に即したIT機器の運用方法も試行錯誤の途中でしょう。
上のような複数の事情が絡み合い、原因を一つに定めるのは不可能と考えます。
今回のような事案でするべきことは、対応と目標の確認です。
男子児童が「ああこれは盗撮という犯罪行為になって、社会では逮捕されてしまう行為なんだな。同時に被害を被った女の子はとても悲しい思いをするし、場合によってはネット上に画像が拡散されてしまうんだな。」と理解して、同様の事案が起こらなくなることが目標だと思います。
それを達成するために教諭や保護者、教育委員会等が対応する。
当事者それぞれがやるべきことをやる、それが当たり前なことではありますがやるべきことです(小泉構文)。
以下に当事者のやるべきことを書いてみます。
あくまで一例ですが具体的には、教諭なら過去に起こった同様の事案をプリント等で生徒に配布し読み聞かせる、アンケートや投書箱を設け生徒から情報収集する。
保護者なら一緒に情報モラル教育の教材を視聴する。インターネットで「情報モラル教育」で検索すると、文科省の以下のような教材が見つかりました。
こういった教材を利用するのが良いかも知れません。
教育委員会や文科省なら事案の詳細の調査はもちろんですが、情報モラル教育の充実化、アプリの制限、タブレット利用状況の監視機能の開発、もしくはコメントにもあったように犯罪行為と取れるため、法改正の実効性を検証する余地もあるでしょう。
インターネットが普及してからの社会の変化の速度は凄まじいものです。これからもこの変化は続きますし、私達は変化に対応することが求められます。今回のような事案が起これば、それを解決した状態である目標を定め、対応をする。さらに事案が起これば、目標、対応。
誰々が悪い!と言っても事は進みません。
最後に
ここまでお読みいただきありがとうございます。
普段文章を書かないので、慣れないものですが引き続き記事を書いて少しずつ上達させたいと思っています。
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ではでは。