自分の武器

東京で見る桜も二度目になります。そして、もうすぐ、わたしの今年度最大の武器であった「新入社員」という肩書が外れます。

次年度からは、自分で武器を見つけて、使い方を覚えて、洗練させていかなくては、どこかで戦うフィールドが制限されてしまう。
わたしは、いくつになっても、色んな世界を見て行きたいので、自分で武器を探さないといけないのです。

そんなことを年明けから考えていると、最近、自分の武器になりそうなものを見つけました。

それは、物事を標準化することです。

わたしは、昔から要領が良いタイプでは決してありません。感覚で物事を処理するなんてことが全く出来なくて。それでも、根っからの負けず嫌いなので、出来ないことに対しては「どうしたら出来るようになるのか」を考えぬいて、出来るようになる構図を見出して、なんとかやってきました。

こんな自分の不器用なところがずっとコンプレックスでした。仕事をしていても、他のメンバーに比べて自分だけ覚えが悪くて嫌になることもたくさんあります。
でも、先日、初めて自分の弱みが活かされる時があったんです。チームで仕事を続けていると、メンバーそれぞれが感覚で分かっていることに気づかないうちにズレが生じることがあります。わたしは、感覚では物事を進められないのでそこをなんとか言語化して、チーム内での認識を調整する役割を果たして。その時、初めて、短所と長所って使い方次第だなと感じて、これは、武器に出来るのではと気づきました。

物事を標準化するというのは、誰でも同じように理解できるように物事を分解することで、かつ、誰にでもわかるように伝えることでもあると思っています。

物事を分解することは、自分の頭の中で散々やってきたのですが、「誰にでもわかるように伝える」ということは今までやってこなかったので、これから鍛えていかなければならないこと。

物事を標準化する武器をつけたら、自分が新しい土地を切り拓いて行きたい時にも、他の誰かに既存の土地は世話して貰えて、どんどん前へ進みやすくなると思うんです。

とりあえず、次年度以降は、「伝える」ことを鍛える。デザインとか表現の勉強をして、たくさんアウトプットもするぞ。



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